要約

  • RIPE NCCの会員は10月30日、CEOを理事会の執行側の一員とし、議決権と単独で組織を代表する権限を与える定款改正を承認した。
  • 改正案は執行理事を1~3人まで認める。公表された体制はCEOの1人で、残る2席は任命済みの席ではない。

現行の定款では、理事4人が共同でRIPE NCCを代表できる。日々の運営はCEOが担い、理事会にも出席するが票は持たない。RIPE NCCの法務責任者は、定款上の管理責任と現場の分担がずれていると説明する。改正はそのずれを直すために提案された。

10月30日の総会結果によれば、会員は第2号決議を可決した。決議は9月公表の定款改正案を採択し、オランダの民事公証人の前で成立させる手続きも理事会に認めた。総会全体で投じられた1,102票は第2号決議の賛成票数ではない。結果発表には公証の日付もない。

説明資料が示すのは、会員選出の非執行理事7人と、CEOである執行理事1人の理事会だ。しかし改正案第9.1条は執行理事を最大3人、非執行理事を4~7人とする。非執行側の人数は総会が決め、執行側の人数と人選は非執行理事が決める。残る2席は、この構造の中で将来使える枠だ。現時点の資料は追加任命を発表していない。

第8.8条では理事一人につき一票。CEOが理事になれば、従来の出席者から投票者に変わる。第10.4条では各執行理事が単独で組織を代表でき、非執行理事は4人が共同で代表できる。表札から「執行」を外す話だけなら簡単だ。一人の署名で動く経路が生まれる点が、会員にとっての実務上の変更となる。

選出された理事は執行理事の任免と監督を担い続ける。議長、書記、会計役も非執行理事から選ばれる。次に確認すべきは公証済みの定款、理事会の内部規則、そして実際の役員名簿だ。新しい権限の発効日と空席の扱いは、その記録で分かる。