要約
- 3月3日の規則変更後6か月間に8.3・8.4節の移転を終えた72組織は、旧規則なら必要だったRSAの再署名をせずに済んだ。
- 「直近2版以内」という公開規則の線引きは削除され、契約が現行版かどうかをARINの業務運用で判断する。
移転の話がまとまったところで、契約書をもう一周させる。ARINの旧規則では、受け手が持つ登録サービス契約(RSA)が直近2版から外れると、新しい契約への署名が必要だった。ARIN-2025-2の記録によると、3月3日にその数字が規則から消えた。既存のRSAが「現行」かどうかは、ARINの業務運用で決める。ペンが不要になった場面と、判断を担う場所が同時に変わった。
ARIN 58の原資料が実際の件数を示す。3月から9月に8.3節または8.4節の移転を終えた490の異なる組織のうち、72組織は新しいRSAへの署名を求められなかった。旧来の版数基準なら署名が必要だった組織で、全体の14.7%に当たる。ARINは、新契約の処理、その書面に関する顧客側の役員・法務確認、署名待ちがそれぞれ省かれたと説明する。
改定前の6か月には、移転を終えた386組織のうち45組織、11.7%が旧規則で署名した。二つの期間の集団は別々だ。ARINは処理時間が大きく短くなったと述べるが、分数や日数の比較表は示していない。初日の公式記事も72件を紹介し、施行告知が変更日を確認できる。
公開規則の「2版」という線は誰にも数えられた。新しい「ARINの業務運用による現行性」は、担当者の判断を通って初めて一件の移転に現れる。72組織の負担を減らしたのは確かな成果だ。次の受け手にも説明できるよう、適用した契約版、判断の基準、理由を移転記録に残す仕組みがほしい。
署名の列は短くなった。窓口の物差しも見えるところに置けるか。
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