要約

  • APNICはブリスベンで3時間のネットワーク保守を予定し、15コンポーネントで最大5分の中断があり得ると告知した。
  • 状態ページは予定メンテナンスを稼働率計算から除外するため、表示値だけでは中断の有無を判断できない。

告知が示すのは想定上限で、実績ではない

APNICは10月13日、ブリスベンのデータセンターにあるネットワーク機器へ重要なセキュリティ更新を適用すると発表した。作業は10月15日06時から09時まで(UTC+10)の3時間。掲載サービスでは最大5分の中断が起こる可能性があるという。これは事前に示された可能性であり、観測された停止時間ではない。

告知はMyAPNIC Member Portal、registry-api.apnic.net、APNIC Website、APNIC Academy、APNIC Blog、Orbit、FTP、RPKI Services、DASH、REx、Whois Oceaniaの11サービス群を挙げる。公開状態ページではRPKI repository、RRDP、AS0、公開プロトコル、RSC verifierなどを分け、計15コンポーネントとして表示している。

稼働率の欄はより限定された問いに答える

ブリスベン時間09時16分、告知された終了から16分後にも、状態ページはこの作業を「Upcoming Maintenance」に掲載していた。10月14日はincidentの報告がないとし、各コンポーネントのUptime欄は100%だった。ただし、これはすべてのサービスが保守中ずっと利用可能だった証明ではない。予定保守と予定外のincidentは別に記録される。

公開設定には ignore_maintenance_for_uptime_calculation: true と show_status_history_uptime: true がある。StatusIQのAPIリファレンスにこの設定が記載され、Site24x7のヘルプは保守時間を停止時間や稼働率の計算から除外できると説明する。状態とincidentの公開履歴も直近2日間に限られる。したがって100%の表示は、3時間の保守に対する個別の実績記録ではない。

確認した資料には、コンポーネント別の実際の中断時刻や復旧時刻、利用者影響の有無を示す結果がまだなかった。資料から確認できるのは計画と最大5分という可能性までであり、その上限に達したとも、影響がゼロだったとも言えない。

出典:APNICの10月15日サービス告知、APNICサービス状態、Site24x7 StatusIQ APIリファレンス、Site24x7の稼働率計算ガイド。 APNICのサービス更新; 可用率SLAレポートから予定保守を除外するSite24x7の説明.