要約
- APNICの公式結果はNRO NCの1議席を選ぶ選挙で366票を記録したが、資格経路ごとの内訳は公表していない。
- 投票できたのは資格を満たす会員組織またはAPNIC 62の現地参加者。公開規則から両者が相互排他的だったとは確認できない。
NRO Number Councilは、Address Supporting OrganizationのAddress Councilとしても機能し、世界的なIPアドレス政策についてICANN理事会に助言する。したがって、この一議席はインターネット番号資源に関する意思決定の一部を担うが、議席の保持者が政策を決めるわけではない。APNICは2026年選挙の当選者と合計366票を公表した一方、二つの資格経路別の票数は示していない。結果は分かるが、どちらの経路から参加したのかは分からない。これは読み取れる範囲の限界であり、選挙に不正があった証拠ではない。
投票は9月10日19時(オーストラリア東部時間)に締め切られた。APNICがリンクする結果には、Gazi Zehadul Kabirが263票、Nicole T. I Chanが91票、Param Vijayが12票と記録されている。APNICはKabirの2年任期が2027年1月1日に始まると発表した。
各APNIC会員組織は、法人連絡先または投票権を持つ連絡先を通じて1票を投じられた。非会員の個人も、APNIC 62に登録して現地参加し、締切までに受付を済ませたうえで、過去8回のAPNICまたはAPRICOT会議の少なくとも一回に登録・参加していれば投票できた。参加はオンラインでも現地でもよい。APNICは公式記録で資格を確認できるとしている。
公開された規則と結果は、二つの資格経路が相互排他的だったとは示していない。会員組織の連絡先が参加者の条件も満たす可能性はあるが、実際に重複があったかは分からない。結果も経路別の票数を公表していない。366票を「会員の票」や「コミュニティの票」と呼べば、記録にない事実を加えることになる。
1議席は単純最多得票で決まった。公開値は集計された票の中で誰が最多だったかを示す一方、資格を持つ組織・個人の総数、棄権者数、経路別の投票数は示さない。APNIC 62の報告には、暫定値として現地参加者500人、オンラインのみの参加者84人、代表が出席した会員組織169団体とある。これらは有権者数ではない。参加者には過去の会議歴が求められ、会員組織には組織と連絡先の条件がある。
この議席はNRO NCのもので、同組織はICANNのAddress Supporting Organization Address Councilの役割も担う。任務にはグローバルポリシーの調整と番号資源に関するICANNへの勧告が含まれる。APNICの地域レジストリを運営する権限でも、選出者が単独で世界的な政策を採択する権限でもない。結果、選挙人、職務範囲は分けて読む必要がある。
Sources
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
Strategic Circle 限定
Strategic Circle
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
Strategic Circle に参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加

