要約
- 2025年1月28日、APNICは十六の/22、計1万6384アドレスとAS64013をCONA HOSTING SDN BHDからCyberForest LLC.へ一緒に移した。
- 3月にはAS136209が別に入り、9月にはAS64013がYANCY LIMITEDへ出た。現在のRDAPでは十六の/22はCyberForestに残る。
一枚の移転伝票に載った資源が、いつまでも一組とは限らない。APNICは2025年1月28日、CONA HOSTING SDN BHDからCyberForest LLC.へ、十六のIPv4 /22とAS64013が同時に移ったと記録した。/22はそれぞれ1024個、合計1万6384アドレスだ。その日の事実は一行で読める。現在の保有状況まで同じ一行で読もうとすると、番号の行き先を見落とす。
春に別の番号が入った。3月17日、CONAはAS136209をIPv4範囲なしの移転でCyberForestへ渡した。秋には最初の番号が出た。9月3日、CyberForestはAS64013をYANCY LIMITEDへ移し、その行にもIPv4範囲はない。初回に同時移転した十六の/22は、後の二行に登場しない。資源を束ねた取引は、各資源の将来まで束ねる紐ではなかった。
現在のAPNIC RDAPを十六の正確な/22で調べると、いずれも当初の範囲に一致し、登録者はCyberForest LLC.と出る。範囲は43/8、45/8、103/8、202/8に分かれている。数だけなら/18相当の1万6384個だが、連続する一つの/18が移った記録ではない。十六の境界を保持することが、後に一部が再移転した場合にも追跡できる条件になる。
番号側の現行RDAPは分かれた道を示す。AS64013の登録者はYANCY LIMITED、AS136209はCyberForest LLC.。1月の移転行では受取人の国コードがZZとなっているが、歴史的な一項目を現在の全資源の所在地や運用状況に読み替えることはできない。取引日、資源ID、RDAPの登録者を個別に照合するのが確実だ。
APNICの機械可読な書式は、IPv4とASNが同日に移ったことを一行で示してくれる。それは長所である。弱点は、同じ行から後で別々に動いた資源への道筋が直ちには見えないことだ。買い手や運用者が知りたいのは2025年1月の箱の中身だけでなく、今日どの札が箱に残っているかだ。十六のアドレス範囲は残り、AS64013は去り、AS136209が入った。
AS64013が当時これらのプレフィックスをBGPで広告したかは、日付付きの経路起源データがなければ答えられない。登録上の道筋はAPNICの一次記録だけで十分に追える。共同移転行から各資源の後続履歴へ直接進める設計なら、古い一枚の伝票を現在の組織図と取り違えずに済む。
APNICの一次資料
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
ストラテジックサークル限定
ストラテジックサークル
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
ストラテジックサークルに参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加





