要約

  • AFRINICの公式提案ページは、2022年7月28日にコンセンサスが公表され、PDWG議長から理事会へ批准報告が送られ、同日に著者が提案を撤回したと記録している。ただし時刻はなく、三行の前後関係も因果関係も確定できない。
  • 当時の手続文は、著者がRPDメーリングリストへ通知すれば草案を撤回できるとしていたが、会合でのラフ・コンセンサス、ラストコール、最終的なコンセンサス公表、理事会への送付のいずれを期限とするかを明示していなかった。
  • コンセンサスは共同の判断記録を成立させても、それだけで実施可能な規則にはならない。報告の送付は批准ではなく、撤回表示もコンセンサスを法的に消したとの裁定ではない。理事会の批准、差戻し、実施はいずれも確認されていない。
  • 著者を本人が支持しない文面の提案者として拘束しないという撤回の利益と、コンセンサス後の単独撤回を私的拒否権にしないという信頼保護は、どちらも重い。解決は一方を「所有者」と呼ぶことではなく、段階ごとの管理者、判断者、記録の扱いを明文化することにある。
  • 必要なのは、版、状態、著者の権限、異議の判定者、遅い撤回の決定者、コンセンサス記録の存否、理事会の応答、実施状態、訂正経路、運用継続の境界を一枚に残す「段階移管受領票」である。