要約

  • Tideoは2025年4月1日のホスティング終了を告知。2月4日から追加請求を止め、終了まで管理画面を使える期間を設けた。
  • Connect365は企業向けIT事業の継続を掲げた。一方、TideoのASからの経路は4月以降も観測されており、サービスの案内とは分けて読む必要がある。

請求が止まっても、預けたファイルは自動では手元に戻らない。Tideoのホスティング終了案内は、その最後の作業を利用者に求めていた。2025年4月1日までにバックアップを取ること。期限後にはデータを完全に削除するという告知だった。

そこには持ち出しのための猶予も記されている。追加の支払いは2月4日から不要とし、前払い分を含む既存サービスは4月1日まで続ける。終了までゲーム用パネルとコントロールパネルへのアクセスも維持すると約束した。請求、利用、データの回収をそれぞれ整理した案内である。個々の利用者が実際に回収を終えたかどうかまでは、この文書からは分からない。

事務的な案内の中には、Kevin Alsの個人的なメッセージもある。長年の信頼に感謝し、デンマークのゲームコミュニティーとの関わりを振り返る別れの言葉だ。技術登録簿に残る「Tideo Administration」という名称だけを眺めていては、この署名も、利用者に示された手順も見えてこない。

次の顧客は企業のIT部門

終了案内はConnect365 ApSを親会社と紹介し、管理型ITサービスとIoTを軸に活動を続けるとしていた。Connect365のサイトに並ぶのは、ネットワークやWi-Fi、サーバー、業務用端末、POSシステムの導入、組み込みシステム、サポート契約である。ゲームを動かす場所を貸す商売とは、提案の相手も内容も変わる。

名称をまたぐ手がかりは会社番号だ。同サイトのデンマーク企業番号38351222は、RIPEにあるTideo ApSの組織情報の登録番号と一致する。異なる名前で掲載された二つの公開記録を、この数字が結びつけている。

Tideo Administrationの位置づけも明瞭だ。AS210972が管理・技術連絡先として使うTA8097-RIPEは、独立した会社ではなく役割を表す登録である。RIPEの仕組みでは、一人以上が担う機能に連絡先を付け、担当者が替わっても引き継げる。顧客向け文書には個人が署名し、登録簿には機能の名前を残す。両者は両立する。

4月を過ぎて残った経路

ネットワークには、もう少し長い履歴がある。45.95.115.0/24の過去の経路を調べると、4月以降もAS210972を起点とする観測区間があり、2025年10月まで続く。その後の2026年10月26日の観測では、このASのプレフィックスは見えていない。

経路はアドレスへの道筋であって、その先で提供されたゲームや契約内容の記録ではない。従って、この長い履歴を利用期限の延長と受け取ることはできない。顧客に示された持ち出し期限は4月1日のままである。

Connect365が次の仕事を掲げる一方、既存の利用者にはデータを移す仕事が残された。Tideoの撤退を具体的に伝えるのは、この引き継ぎの条件だ。登録簿の肩書きに責任の有無を読み込むより、いつまで何を使え、誰が何を保存する約束だったのかをたどる方が、顧客の立場に近づける。

2026年10月27日訂正:終了案内、Connect365の公開事業説明、日付を伴う経路履歴を追加。役割名、別の連絡先ID、古い更新日だけから責任回避、別部隊、放置を推定した記述を削除した。元のURL、公開日、アクセス権限は維持した。