要約
- SES FlexMaritime は、De Boer Marine の海運顧客にグローバルな複数軌道衛星・地上系通信を提供する
- De Boer Marine は、そのネットワーク接続と船上衛星システムの設置、統合、管理を組み合わせる
事実
SES と De Boer Marine は9月1日、SES FlexMaritime サービスを対象とする複数年契約を通じて提携を拡大したと発表した。
SES は、De Boer Marine の海運顧客にグローバルな複数軌道衛星・地上系通信を提供する。オランダを拠点とする海洋技術・通信接続事業者の De Boer Marine は、船上衛星システムの設置、統合、管理を担う。
今回の契約は、両社の既存の関係を拡大するものだ。De Boer Marine はすでに、衛星・地上系技術を利用した海上通信に加え、船上 IT と技術支援を提供している。SES と De Boer Marine は、新契約の対象船舶数、確約された帯域幅、顧客名、導入日程を公表していない。
評価
船舶の通信を維持するには、衛星容量だけでは足りない。機器を船上に設置し、船内 IT システムに接続したうえで、導入後も管理する必要がある。今回の契約では、SES がネットワークを提供し、De Boer Marine が船舶側で必要となる作業の多くを担う。
これにより、船主に残される調整作業は減る。衛星容量の手配と設置、継続的な技術支援を別々に調達する代わりに、顧客は De Boer Marine の既存の海事サービスを通じて、これらを一体的に利用できる。ただし、両社は船隊規模や導入量を公表していないため、このモデルがどの程度広く利用されるかは契約内容からは分からない。
BTW の読者にとって実務上の変化は、統合作業の担当がどこに置かれるかにある。SES が通信接続を提供し、De Boer Marine がそれを船舶に導入して周辺の衛星システムを管理する。今後の船隊への導入状況から、この組み合わせが海運顧客による複数軌道通信の調達方法で、より大きな役割を占めるようになるかが見えてくる。
注目点
契約に基づく海運顧客名、船舶数、新たな端末設置に注目したい。確約帯域幅、サービス水準、展開日程の詳細が明らかになれば、導入規模を判断できる。複数の船隊で同じサービスモデルが利用されていることを示す証拠が出れば、提携が個別船舶への設置を超えて拡大していることを示す。
情報源
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
Strategic Circle 限定
Strategic Circle
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
Strategic Circle に参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加
