要約

  • 2026年の募集は適格性、確認、支持表明を公開するが、任命は理事会が行い、RIPE 93でのコミュニティ投票はない。
  • 決議には、事前基準、利益相反、参加者、決定方式、票決、限定的理由を記した受領票を付け、個人資料は守るべきだ。

公開された候補者と非公開の比較

推薦は9月30日締切。候補者はサービス地域居住、RIPE会合3回以上の参加歴が必要で、RIR職員は除外される。自薦もできる。確認には書面受諾、認証済み身分証明、行動規範への同意が要る。10月15日までに確認候補と支持表明が公開され、理事会は30日までに2027年から2029年の任命を発表する。

各RIR地域の三枠のうち二つはコミュニティ選出、一つはRIR理事会任命である。NRO NCはASO ACとして、グローバル方針、RIR認定助言、番号資源政策、ICANN理事会第9・10席の選考に関わる。任命枠は公表済みの制度だ。

問題は、候補集合と最終判断を結ぶ公開記録が何か、である。

選挙文書の明示的な空白

RIPE-813は選挙枠について、公開性、一人一票、資格、通知、投票、任期、辞任、解任を定める。その一方、理事会任命枠の任命・解任は対象外だと明記する。

現在の募集は入力と期限を示すが、継続的な評価表、重み、面談方式、利益相反処理、理由の必須形式は示さない。支持表明は参考資料であり、票ではない。

2020年と2023年の記録は、選任者、任期、決議、従来の働きへの満足という短い理由を公開した。2023年は全会一致だった。しかし別の候補群にも再利用できる比較尺度までは残らない。

これは偏向や無効性の証拠ではない。誰が候補になり、誰が選ばれたかは分かるが、同じ物差しが使われたかを後から検証できないという証拠の切れ目である。

受領票の最小項目

確認候補を見る前に、番号政策知識、地域活動、必要な時間を担う能力、独立判断、地域への報告、重要選考を行う力量など、職務に結び付く基準を固定する。

公開受領票には、権限と任期、候補数、確認した証拠の種類、事前基準と重み、出席・定足数・利益相反・回避、決定方式と票決、選任者、限定的理由、報告義務、事実訂正経路を載せる。

身分証、秘密の推薦、面談全文、個人採点、非選任者に不利益な情報は公開しない。透明化するのは人間の順位ではなく、権限の使い方だ。

任命を選挙に見せかける必要はない。選挙には投票記録がある。任命には追跡可能な判断記録が要る。

出典