要約

  • Nippon Lifeは9月8日、180日の事前通知条項に基づき.nissay契約の終了を通知した。意見募集は11月25日まで。
  • ICANNは公共の利益のために後継運営者へ移管する必要はないと暫定判断した。ブランドTLDの条件により、最初の2年間は現運営者の同意なしに後継者へ委任できない。

退場届を出したのはNippon Life。それでもICANNの暫定判断で主役になった問いは、「次の運営者を探すべきか」だ。いまの回答は、公共の利益のための後継者は不要。意見募集はまだ続いており、鍵も決定権もまだ移っていない。

Nippon Lifeは9月8日、契約第4.4(b)条に基づく通知を提出した。この条項では、レジストリー運営者は180暦日前に通知すれば、理由を問わず契約を終了できる。ICANNの終了情報ページによると、意見募集は10月26日に始まり、11月25日23時59分(UTC)に締め切られる。最終判断の前に、ICANNが寄せられた意見を検討する。

ここには二つの時計がある。180日は契約を終えるための通知期間。2年間の条件は、ICANNが.nissayを後継者に委任できるかを制限する。10月26日の暫定判断は、公共の利益の観点から移管は不要とした。理由は二つ。.nissayがブランドTLDに該当すること、そして移管が公共の利益の保護に必要ではないことだ。

ブランドTLDは単なる看板ではない。ICANNの仕様13の案内では、条件を満たすブランドTLDは、登録者とDNS管理を運営者、その関連会社または商標ライセンシーに限定できる。.nissayの移管条項では、最初の2年間、運営者の同意なしに後継者へ委任できない。ただし、運営者は同意を不合理に拒否したり、条件を付けたり、遅らせたりできない。握られているのは無制限の拒否権ではなく、契約で境界を引かれたゲートだ。

契約第4.5条は、終了後もICANNの継続運用手段を維持する。サービスを続ける仕組みと、誰がレジストリーを運営するかは別の問題だ。将来、別の申請手続きで文字列の再委任を求める道もあるが、その間の継続計画にはならない。いま問われているのは、後継者不要という最終判断をICANNがどんな理由で支えるかだ。

一次資料:ICANNの10月26日付暫定判断 · 契約終了記録と意見募集期間 · .nissay契約第4.4〜4.6条 · 仕様13に関するICANNの案内