• 韓国の半導体輸出額は9月1~10日に約165億ドルとなり、前年同期比270.1%増加した
  • この期間、半導体は輸出額の47.1%を占めたが、どの製品がより入手しやすくなったかは統計から分からない

事実

9月11日に報告された税関の速報値によると、韓国の半導体輸出額は9月最初の10日間で約165億ドルに達し、前年同期比270.1%増となった。同期間の輸出総額は約349億7,000万ドルで、82.6%増加した。半導体は輸出総額の47.1%を占め、前年同期より23.9パーセントポイント上昇した。この数値は9月1~10日のみを対象としており、9月通月の実績として扱うべきではない。

輸入額は約246億ドルで、貿易黒字は約104億ドルとなった。半導体の輸入は91.5%増え、半導体製造装置の輸入は44.8%増加した。8月の別集計では、半導体輸出額は466億5,000万ドルで、同月の輸出総額の47.5%だった。8月の数値は1か月全体を対象とするため、新たな10日間の合計とは直接比較できない。

分析

輸出額の急増は目を引くが、サーバーメーカーやデータセンター運営事業者が必要とする半導体を入手しやすくなったかどうかは示していない。輸出額は、出荷数量の増加、価格上昇、あるいはより高価な製品への構成変化によって増える可能性がある。税関統計は、各要因がどの程度寄与したかを示していない。

半導体製造装置の輸入増がより強く示すのは、足元の供給状況ではなく投資動向だ。新しい製造装置が生産量の増加につながるには、まず設置し、生産に投入しなければならない。装置が到着したからといって、買い手にとって納期がすぐ短くなるわけではない。

BTW の読者が留意すべきなのは、顧客が引き続き、求める具体的な製品について、価格、納期、供給業者が実際に納品できる数量を確認する必要があることだ。国全体の統計は、半導体が韓国にもたらす輸出収入が大幅に増えていることを示すが、あらゆる種類の半導体が以前より入手しやすくなっていることまでは示していない。

今後の注目点

9月通月の貿易統計を見て、序盤の急増が続くか確認する必要がある。インフラ調達担当者にとっては、供給業者の納期、製品別の出荷量、納品確約の方が、国全体の半導体輸出額だけを見るより、供給状況を明確に示すだろう。