要約

  • コミュニティ異議は、異議申立適格を持つ者が開始し、異議手続で判断される対立型の紛争である。
  • CPE は、適格なコミュニティ申請者が競合集合の解決のため選択できる評価であり、異議手続の代わりではない。

Community Objection と Community Priority Evaluation は似た名称を持つ。しかし前者は、異議申立人がコミュニティによる相当な反対と重大な不利益の可能性を四つの累積要件で証明したかを問う。後者は、競合集合にあるコミュニティ申請を別の評価枠組みで扱う。

違いは記録の作り方に表れる。異議記録には異議申立人、応答する申請者、申立適格、主張書面、証拠、パネル判断がある。CPE 記録にはコミュニティ申請者、競合集合、CPE 選択、評価資料、評価結果がある。これらを一つの「コミュニティ支持」フォルダーにまとめれば、誰が何を立証するのかが見えなくなる。

コミュニティ異議は反対から始まる

2026 ラウンド申請者ガイドブックは、申請文字列または申請された割当可能バリアントが対象とするコミュニティの相当部分から、十分に裏付けられた反対があると考える適格者に、コミュニティ異議を認めている。

異議申立人は四要件すべてを満たさなければならない。コミュニティが明確に画定されていること、反対が相当であること、コミュニティと文字列に強い関連があること、そしてコミュニティの相当部分の権利または正当な利益に重大な不利益が生じる可能性である。反対状の数だけでは、関連性や不利益まで立証できない。

異議には当事者と紛争処理機関がある

附属書 3 は、異議を異議申立人と応答者である申請者との紛争として構成する。コミュニティ異議は紛争処理サービス提供者である国際商業会議所が管理し、パネルが ICANN 手続と適用規則に従って判断を出す。

したがって、公開コメントや一般的な懸念が自動的に正式な異議になるわけではない。ICANN の説明も、情報提供、懸念の表明、正式異議を区別している。申請者は各通信の手続上の状態を正確に記録すべきである。

CPE は競合から始まる

ICANN は CPE を、コミュニティ申請者が選択できる文字列競合の解決手続と定義する。最終化された競合集合について、ICANN は適格な場合の CPE と ICANN オークションを解決方法として示している。

CPE は外部の異議申立人が四要件を立証したかを判断しない。競合にあるコミュニティ申請を評価する。結果は次の段階に進み得る申請を決めるが、それだけで最終的な委任が成立したことにはならない。

証拠が重なっても記録は分ける

同じ書簡や団体記録が両手続に関係する場合でも、立証目的は同一ではない。異議では反対、対象関係、不利益の証拠となり、CPE では評価基準に対応する資料となり得る。出所、日付、提出者、支える主張を手続ごとに索引化する必要がある。

二つの記録を維持することは BTW の監査可能性に関する編集提案であり、ICANN の提出要件を述べるものではない。異議の不成立を CPE 合格と誤報することも防ぐ。

出典