要約

  • RFC 9083 は IP ネットワークの name を、登録保有者がネットワーク登録に割り当てる識別子と定義する。
  • LACNIC の応答ではラベルがアドレス境界、handle、分類、親、状態、エンティティ、イベントと分離されており、経路の主張には別の証拠が必要だ。

範囲に見えるラベル

LACNIC の RDAP 応答は 200.0.0.0 から 200.0.7.255 を対象とし、name は 200.0.0.0 - 200.0.7.255 である。範囲と同じ形なのでレコードを見分けやすいが、それだけで普遍的な身元にはならない。

数値境界はすでに startAddress と endAddress にある。handle は登録上の参照、type は LACNIC の分類、parentHandle は登録階層を示す。エンティティとイベントは役割と時点を追加する。name がそれらの意味を引き受けることはない。

RFC 9083 5.4 節の表現は限定的だ。name は登録保有者がネットワーク登録に割り当てた識別子である。確認済み法人名、所有権証書、レジストリ共通キー、BGP 起源の証明とは定義されていない。

データ結合ではこの区別が重要になる。異なる保有者が同じ略称、範囲表記、内部規則を使うことがある。name だけでオブジェクトを統合すると、インシデントや資産、責任を別の主体に結び付けかねない。レジストリ、オブジェクト種別、handle、境界、endpoint、取得時刻を一緒に保持すべきだ。

name は登録の認識や変更追跡には役立つ。しかし、法人記録、契約、確認済み連絡先、RPKI、経路観測の代替ではない。

出典