要約
- ARINの三行は同じ元の/17を繰り返すが、実際の移転は三範囲で2万480アドレス。元範囲を三回足すと9万8304になる。
- 正確なRDAP五件は三つの受取先と、Kryptに残る二範囲、計1万2288アドレスを示す。
ARINの移転ファイルには、同じ173.214.0.0–173.214.127.255が三回現れる。Krypt Technologiesのoriginal_setとして記された/17で、容量は3万2768アドレス。三行のこの欄を足すと9万8304アドレスが動いたように見える。実際に出た範囲は各行のtransfer_setにある。三件を合わせて2万480アドレス。残り1万2288アドレスは二つの区間に分かれ、現在もKrypt名義で登録されている。
最初の移転は2026年10月16日。173.214.0.0–173.214.31.255、8192アドレスの/19がNORTH CENTRAL TELEPHONE COOPERATIVE CORPORATIONへ渡った。10月29日には173.214.96.0–173.214.111.255、4096アドレスの/20がFatbeam, LLCへ。11月2日、173.214.32.0–173.214.63.255、別の8192アドレスの/19がTensorWave Inc.へ移った。日付も受取先も異なる三つの切り出しである。
住所の順に五つの区間を置くと、記録の意味が一目で変わる。.0–.31はNorth Central、.32–.63はTensorWave。続く.64–.95はKryptのまま、.96–.111はFatbeam、最後の.112–.127は再びKryptだ。ARINの正確なRDAP照会五件がこの登録者を示す。五つを合わせれば元の/17全体を覆い、重なりも空白のアドレスもない。「二つの隙間」は所有者の変更が起きなかった場所を指す。
original_setは三件がどの大きな範囲から切り出されたかを示す背景である。transfer_setはその日に移った資源の境界である。前者を移転量として合計すると、実際の2万480ではなく9万8304になる。広い/17をRDAPで直接引いても、Kryptの正確な現状ではなく、さらに広いARINの親オブジェクトが返る。現在の五分割は各子範囲を正確に引いて確かめる必要がある。
TensorWaveという名前だけを追えば、最後の/19の話で終わる。しかし資源を監査するなら、前後の二件と残り二件を見なければならない。ARINの三行は価格や設備計画を記録していない。示しているのは、いつ、どの境界が、誰に移ったかだ。二つの残存範囲を落とした一覧は、Kryptが今も登録者である1万2288アドレスを消してしまう。
共通のJSON形式は正しい二つの欄を既に用意している。問題は、元の/17が三行で繰り返される一方、残った範囲は差し引きで探すしかないことだ。各移転後の分割図と残存範囲が公開されれば、この計算は誰でも追える。今は五つのRDAPが地図になる。三つは出た。二つは残った。/17を三回渡したわけではない。
ARINの原記録
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