Summary

  • APNICの現行資源ポリシーは、新設IXPへのIPv4委譲を原則/26とする。IXP向けの範囲は/26から/22で、拡大には見込み参加者数、利用実績、旧ブロックの返却が関わる。
  • 代替ブロックを受け取ったIXPは、以前のブロックを三カ月以内に返す。対象IPv4はピアリング専用で譲渡できず、誤りを除き世界の経路表へ広告しない。別用途ならAPNICは取り消すと定める。
  • 実施済みの提案prop-154は標準規模を/23から/26へ縮めた。節約されるアドレスの裏で、交換点には移行作業が生じる。

ピアリングLANのアドレスを変える作業は、IXPの管理画面だけでは終わらない。参加ネットワークがインターフェース、BGPセッション、フィルター、運用記録に旧アドレスを持つ。

交換点が新しいブロックを得た瞬間、他社の設定変更まで含む三カ月の工程が始まる。

第6.2.4節の初期値は/26、ブロック全体でIPv4アドレス64個だ。実際に使える数は予約や設計に左右される。今後12カ月にピアリングLANで60を超えるピアが見込まれれば最大/25、100を超えれば最大/23またはその時点の上限まで申請できる。/24未満を持つIXPは、元のブロックの60%を使用すれば最大/23を求められる。IXP枠全体の上限は/22である。

「参加者が増える見込み」と「現在のアドレスを60%使った」は別の条件だ。トラフィック量、記念式典、地図上の拠点数が、そのままピアリングLANの参加者数にはならない。APNICは交換点の成長物語ではなく、区切られた運用上の数字を審査する。

交換用の新ブロックが与えられると、旧ブロックは三カ月以内に返す。旧来の/23を60%使った大規模IXPは、連続した空きがあれば/22を求められるが、返却期限は同じだ。新しい接続拠点には/26または/25を追加でき、合計は/22以内。拡張はできる。過去のピアリング用アドレスをすべて恒久的な予備として積むことはできない。

用途条件も明瞭だ。対象IPv4はIXPピアリングにしか使えず、譲渡できない。世界の経路表への広告を禁じ、誤りは例外としたうえで、別用途には取り消しを明記する。次の文にある「このポリシーの外」の委譲についての裁量を、このIPv4枠へ持ち込んではいけない。IXP向けIPv6は別建てで、最小/48とし、世界への経路広告はIXPと参加者の判断に委ねる。