要約

  • 同じ103.7.208.0/22が2015年にDream名義から出て、1849日後に元の受取側からDream Information Laboratory LLCへ戻った。
  • 2026年のARINからAPNICへの二件で/20と/19、計1万2288アドレスが加わった。現在の三つの正確なRDAPはLLCを示す。

小さな/22だけが、五年をかけて元の方向へ戻ってきた。APNICの移転記録では、103.7.208.0–103.7.211.255が2015年11月11日にDream Information LaboratoryからJapan Network Information Center/EXPRTへ出ている。2020年12月4日、まったく同じ始点と終点の範囲が今度はDream Information Laboratory LLCへ移った。二つの時刻の間は1849日1時間16分19秒。会社名の表記は同一ではないが、移転した1024アドレスの境界は同一だ。

この往復だけを見れば、古い資源が戻ったという小話で終わる。ところが2026年の二件は規模が違う。8月17日、ARIN地域のNCR-Zから153.79.80.0–153.79.95.255、4096アドレスの/20がDream Information Laboratory LLCに入った。10月21日にはKFA-10から162.35.64.0–162.35.95.255、8192アドレスの/19が入った。後から来た二つだけで1万2288アドレス。往復した/22の12倍である。ここで数えた三範囲の合計は1万3312アドレスだが、企業の全保有量を示す数字ではない。

APNICの行にある二つの発信者名は、ほとんど記号に見える。ARINの現行RDAPでNCR-Zを引くとNCR Voyix Corporation、KFA-10を引くとKAGA FEI America, Inc.が現れる。ARIN自身の移転ファイルには、二つの正確な範囲をそれぞれの企業からDream Information Laboratory LLCへ出した行がある。受け手側の表と送り手側の表が、同じ住所範囲を別の名前の粒度で記している。名前だけを検索する人には、同じ取引が見えにくい。

両表の時計も一致しない。8月の/20はAPNICが06:28:04 UTC、ARINが13:14:32。10月の/19はAPNICが07:31:01、ARINが11:39:09を記す。共有の公開案件番号はなく、それぞれの時刻が処理のどの段階を示すかも説明されていない。差をそのまま通信停止時間と呼ぶことはできない。二つの登録機関が一件を追跡するための共通の受領書を出していない、という事実なら読み取れる。

現在のAPNIC RDAPは三つの範囲を個別に確認できる。/22、/20、/19のどれも移転行と同じ境界を持ち、登録者はDream Information Laboratory LLC、組織ハンドルはORG-DIL7-APだ。戻った/22の登録日は2020年12月、二つの大きな範囲は2026年。数の上で足しても、一続きのアドレス帯にはならない。別々の来歴を持つ三つの資源である。

2015年のDream Information Laboratoryと2020年のLLCが法的にどうつながるかは、移転ファイルに書かれていない。だから「元の会社に戻った」と断定するより、同じ/22が元の名前に近い受取先へ戻った、と記すほうが強い。2026年には別々のARIN発信元から、古い往復の十二倍のアドレスが届いた。登録簿は劇的な企業物語よりも、どの番号がどこへ動いたかをずっと正確に語る。

登録機関の原記録