要約

  • AFRINIC は2026年8月4日、改正憲章案の第2回協議を始めた。締め切りは8月21日23時59分(UTC)で、案はまだ効力を持たない。
  • 2020年の現行憲章は、総会開始前に代理人選任書とその根拠となる権限を提出するよう求め、選挙では1会員につき最大5件の代理を認める。
  • 第12.11条案は、委任状に基づいて年次または特別会員総会に参加する者に、原本または適切に認証された写しを少なくとも14日前に提出させる。
  • 代理人や授権代表は、会社が該当する確認手続きを終えるまで有効にならない。会社が納得しない場合だけでなく、総会までに確認を終えられない場合も承認を拒める。ただし理由は速やかに書面で通知しなければならない。
  • 真正確認は必要である。問題は、条文が会社側の処理期限、独立した総会前審査、暫定参加、票の保全、誤った排除後の結果回復を定めていない点にある。

開会時刻が未処理案件を敗者にする

会員が期限を守っても、その代理人が総会に入れるとは限らない。第12.11条案には、会員が守る14日前という期限はあるが、AFRINIC がいつまでに判断を終えるかという対になる期限がないからだ。

委任状で出席、発言、投票などの権利を行使しようとする者は、文書がモーリシャス国内で作成されたか国外で作成されたかを問わず、原本または適切に認証された写しを提出する。会社は真正性、有効性、適切な作成、効力の継続、委任者の権限について必要と考える調査を行える。

ここまでは不自然ではない。ところが、代理権は確認が完了し、会社が満足するまで効力を持たない。さらに会社は、14日前の期限に遅れたときだけでなく、総会開始までに自ら確認を完了できないときにも、その委任状を承認しなくてよい。

会員の遅れと審査者の遅れは原因が異なる。しかし会議室での効果は同じだ。本人の意思が有効で、書類も期限内に届き、権限も取り消されていなくても、審査欄が「未完了」のまま開会時刻を迎えれば、代理人は本人の声を届けられない。

会社には、拒否を速やかに書面で知らせ、理由を示す義務がある。これは重要な透明性であり、後の異議申立てにも役立つ。それでも、決議や選挙が終わってから届く説明は、総会中に失われた発言や票を自動的に戻さない。

認証の必要性と審査者の無制限な裁量は別問題だ

委任状を見たまま受け入れればよい、という話ではない。署名者に会社を代表する権限がない、対象が別の会議である、すでに撤回された、外国法上の形式を満たさない、といった事態はあり得る。本人確認、権限の範囲、作成手続、効力の継続を確かめることは、第三者が会員を装うのを防ぐ。

案は Resource Member の代表制度も維持している。法人または団体である Resource Member は、正式に授権された代表者を通じて権利を行使し、その代表者は授権文書の範囲内で出席し、発言し、投票できる。Registered Member については、別の Registered Member が持てる代理を1件にし、候補者が自らの選挙で代理人になることを禁じる。会社が定める代理文書の到着期限も、総会24時間前より早くできない。

こうした安全策は、案を批判する記事でも正面から扱う必要がある。争点は確認の有無ではなく、確認を誰が、どの基準と時間で、誰の監督の下に行うかである。

第12.11条は、会社に文書の作成方法を指定させ、真正性や署名権限を証明するために必要と考える証拠を要求させる。Resource Member の代表については、手続と期限も会社が定める。だが通常必要となる証拠の限定リスト、追加資料を求める期限、最終判断の期限、軽微な不備を直す機会は書かれていない。

Board、Receiver、経営陣、最初の審査担当者から独立した会前の判断者も指定されていない。審査中に出席と発言を仮に認める仕組み、票を封印して保全する仕組み、会社の遅れだけを理由に排除してはならないという規則もない。真正確認のゲートが、そのまま参加者を構成するスイッチになる。

現行憲章は「会前提出」、案は「会前満足」を求める

AFRINIC が現在有効として公開する憲章は2020年12月からのものだ。第12.12条は、投票権のある会員が電子的、本人または代理人を通じて投票できるとし、代理人は会員と同様に出席し意見を述べられる。

代理人の選任通知は会議開始前に提出する。署名の根拠となった委任状その他の権限、または公証された写しも、会議前に示す。選挙では1会員が持てる代理は5件までで、候補者は代理人になれない。14日前という委任状期限はない。

新案は代表の入口を分ける。自然人の Registered Member が別の Registered Member を代理人にする場合は、会社が定める期限が24時間前を超えて早くなることはない。Resource Member の授権代表については、会社が手続と時間を決め、24時間の上限は適用されない。Power of Attorney に基づく者には14日前の提出と確認完了が課される。

これは文章の整理ではない。会員が会前に権限を示す制度から、AFRINIC が会前に審査を完了し満足することを参加条件とする制度への変更である。

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