要約

  • AFRINICはHaitham El-Nakhalが合意によりPDWG共同議長に選ばれ、任期は2年だと発表した。
  • 7月3日の発表には参加者、異議、合意を認定した根拠が記載されていない。

AFRINICは2026年7月3日、ナイロビのAFRINIC-37会合中に実施したとする選挙結果を公表した。Policy Development Working Groupの欄では、Haitham El-Nakhalを新しい共同議長として挙げ、合意による選出で任期は2年だと記した。

発表が裏付けるのはここまでである。PDWG選出の正確な日時、合意形成への参加者、他の候補者の有無、異議の内容や処理方法は示されていない。2年任期の具体的な開始日と終了日も分からない。

この空白が重要なのは、合意判断がPDWGの職務そのものに関わるからだ。AFRINICが公開するガイドラインは、議長に作業部会の調整、政策提案の進行、政策議論で合意が成立したかの判断や公表を担わせている。したがって議長自身の選出過程を追跡可能にすることには、制度上の意味がある。

ただし、ガイドラインのページは役割の背景資料であり、2026年に実際に適用された手続きの証拠ではない。ページは2019年の最終更新日を示し、選挙手続きを説明する一方、2026年の発表は「合意により選出」と表現している。どの規則版が適用されたか、候補が一人だったか、受容がどう確認されたかは固定資料から判断できない。これは不明点であって、違反の証拠ではない。

選出された本人への非難も成り立たない。議事録、録画、メーリングリストなどにより詳しい記録が存在する可能性はあるが、今回の資料には含まれていない。本稿は他の場所にも記録がないとは主張しない。