要約

  • ypath案は、モジュール修飾名とリストキー述語を基礎に、スキーマ経路、インスタンス経路、ワイルドカード・正規表現・値集合を含むフィルター経路を同じ系列で表す。
  • 生産側と消費側の適合は解釈規則をそろえるが、ノードの存在、スキーマ文脈の一致、展開の完全性、安全な計算量、閲覧権限、IETFの承認までは立証しない。

経路は / から始まる。最初のノードは、外側の仕様が既定モジュールを定めない限り、YANGモジュールで修飾される。後続ノードはそのモジュールを継承できるが、augmentで追加されたノードは追加元モジュールに切り替わる。リストキーは角括弧の述語に置かれ、スキーマ経路ではキー名だけ、インスタンス経路では全キーの値、フィルターではさらにワイルドカード、POSIX拡張正規表現、値集合を使える。

この共通性により、定義を指す経路、具体的データを指す経路、複数候補を選ぶ経路の間で独自変換を重ねずに済む。列挙結果では、キーは子ノードのように並べず、述語内に保持される。生産者は根、修飾、述語型を正しく構成し、消費者は不正文法を拒否し、継承とaugment境界を解決し、未対応フィルターを受理してはならない。

ただし、これは構文と相互運用の検証である。草案は存在確認を外側のAPIまたはプロトコルに委ねる。正しい文字列でも、現在のモジュール集合にないノード、削除済みのエントリー、別の既定モジュールでは異なる対象を指し得る。YANG Library、NMDA、datastore、操作の文脈を別途固定する必要がある。

展開には資源境界もある。ワイルドカードや正規表現、値集合は候補数を増やす。草案は一致数、集合サイズ、処理時間の制限を求め、正規表現によるサービス拒否の危険を挙げる。上限到達や打ち切りの表現が外側の操作で定義されなければ、返された列挙を完全な集合とはみなせない。

認可はさらに別層である。ypathは認証、認可、通信路を定義しない。経路列挙自体が情報を漏らし得るため、基礎データと同じアクセス制御が必要だとする。NACMはNETCONFとRESTCONFの制御モデルを提供するが、構文解析の成功は読取許可ではない。生の文字列一致でも不十分で、識別済みのスキーマ文脈で対象を解決してから方針を適用すべきである。

文書の位置づけも混同できない。Datatrackerでは、activeな個人Internet-Draft、リビジョン00、最終更新2026年8月12日で、IETF stream、intended status、正式ステータスは表示されない。一方、8月13日付の草案ヘッダーには「Intended status: Standards Track」とある。後者は草案内の意図であり、作業部会採択、IETFの承認、公開標準を意味しない。この相違は相違のまま報告する。

確認した資料は導入や採用を示していない。YANGのXML符号化、モジュールのファイル名、スキーマ比較、XPath、RESTCONF資源経路とも対象が異なる。ypathの課題は制約された表記の統一であり、稼働中の事実を文字列へ代行させることではない。

出典

一次資料: https://datatracker.ietf.org/doc/draft-jgc-netmod-yang-path/ ; https://datatracker.ietf.org/doc/draft-jgc-netmod-yang-path/history/ ; https://heng.lu/minimum-initial-specification-localized-future-decision-voluntary-adoption-internet-coordination-system/ ; https://heng.lu/running-code-primary-the-patch-needed-to-preserve-the-internet-original-design/ ; https://heng.lu/on-reality-layers-symbolic-power-and-why-clarity-feels-so-hostile/ ; https://www.ietf.org/archive/id/draft-jgc-netmod-yang-path-00.html ; https://www.ietf.org/archive/id/draft-jgc-netmod-yang-path-00.txt ; https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc6241.html ; https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc7950.html ; https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc8040.html ; https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc8341.html ; https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc8342.html ; https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc8525.html