要約

  • AS266481は、リバス・ド・リオ・パルド(マト・グロッソ・ド・スル州)に登記されたNetribas Telecomunicacoes LTDA(CNPJ 15.440.016/0001-92)が運営する地域ISPであり、2017年1月11日にNIC.br/LACNIC配下で登録された https://rdap.org/autnum/266481
  • IX.br Campo Grande(1Gbps)とIX.br São Paulo(10Gbps)に接続し、上流はAS61588とAS53062の2契約とされる https://bgp.he.net/AS266481
  • 公開ソース間で、アナウンス接頭辞数(2〜7)やピア数(36対約80)に食い違いがあり、これらはスナップショットとして帰属表示すべきものである https://www.cidr-report.org/cgi-bin/as-report?as=AS266481&v=4&view=2.0
  • ディレクトリ名の「- ME」はNIC.br担当者ハンドル層の文字列であり、運営企業の法人形態ではない

連絡先ハンドルと法人の分離

BTWディレクトリのエンティティ名「WEVERTON CORREIA GUEDES - ME」は、NIC.br登録における担当者文字列(ハンドルWCGME5、人物名「WEVERTON CORREIA GUEDES 00883500108 - ME」)に由来する https://whois.ipip.net/AS266481。ここで「- ME」はブラジル企業法上のマイクロ企業(Microempreendedor individualではなくNIC.br登録慣行上の表記)を示唆する接尾辞だが、実際のAS登録者はNET RIBAS TELECOMUNICACOESであり、責任者としてWeverton Correia Guedesの名が記録されている https://rdap.org/autnum/266481。

CNPJ集約サイト(非公式)によれば、運営主体はNetribas Telecomunicacoes LTDA、2012年4月設立(開始日2012年4月27日とされる)、資本金30万レアル、Simples Nacional適用、本店はAvenida Aureliano Moura Brandão, 1279, Jardim Vista Alegre, Ribas do Rio Pardo, MS、主たるCNAEは6110803(SCM:マルチメディア通信サービス)である https://www.cirtrox.com.br/consulta-empresas/empresa/15440016000192-netribas-telecomunicacoes。Weverton Correia Guedesは2025年11月13日以降、sócio-administrador(社長兼出資者)として記載されている(同ソース)。ただし、この情報は公式のReceita Federal記録ではなく非公式集約サイトに依存しており、証拠等級は限定される。

登録リソースとIX接続

登録されたアドレス資源は、170.83.88.0/22(IPv4アドレス1,024個、うち170.83.89.0/24が256個)と2804:387c::/32である https://bgp.he.net/AS266481。IRR上のaut-numはas-name「NETRIBAS」を用い、AS61588およびAS53062から輸入し、「AS266481:AS-NETRIBAS」を輸出する。最終更新は2025年5月21日 https://www.cidr-report.org/cgi-bin/as-report?as=AS266481&v=4&view=2.0。

IX接続は2系統。IX.br(PTT.br)Campo Grandeでは45.227.2.9/2001:12f8:0:32::9で1Gbps(更新2020年9月11日)、IX.br(PTT.br)São Pauloでは187.16.210.246/2001:12f8::210:246で10Gbps(更新2025年5月21日)とされる https://bgp.he.net/AS266481。州都Campo Grandeより大規模なSão Paulo側ポートを近年増強したことは、上流帯域への依存を減らすピアリング戦略の変化を示唆するが、これは観測からの解釈であり、事業者の公式説明ではない。

上流の同定と未解決の相手方

上流2社のうち、AS61588(DIGITAL PROVEDOR DE ACESSO A INTERNET LTDA)は複数ソースで一致する。しかしAS53062の運営者同定はソース間で食い違う。cidr-reportは「ALT | GRUPO BRASIL TECPAR」と表記する一方、ipinfoは「GGNET TELECOMUNICACOES LTDA」とする https://ipinfo.io/AS266481。この不一致は未解決のまま残すべきであり、どちらか一方を確定事実として扱うことはできない。上流契約の実務上の相手方、契約条件、帯域構成は公公開情報からは確認されていない。

BGP観測の食い違い

アナウンス接頭辞数は、cidr-reportで現在2件(約1,280アドレス)、bgp.he.netで7件(IPv4が4、IPv6が3)、bgp.toolsとipgeolocation.ioの列挙では3件(170.83.88.0/23、/22、90.0/23および2804:387c::/32)、ipgeolocation.ioの集計では4件とされる https://bgp.tools/as/266481 https://ipgeolocation.io/browse/asn/AS266481。一方、PeeringDBの自己申告フィールドは50件のIPv4接頭辞を主張しており、BGP観測と大きく乖離している https://www.peeringdb.com/net/19689。ピア数も、ipinfoの36に対しbgp.he.netはv4が63、v6が65とする https://ipinfo.io/AS266481 https://bgp.he.net/AS266481。これらは観測時点が異なる揮発性スナップショットであり、数値そのものより「自己申告と実際のアナウンスの乖離が大きい」という構造的事実が読み取れる。

運営の実体と地域市場

PeeringDBの自己維持記録(net/19689)は、Cable/DSL/ISP、地域規模、トラフィックは主に受信方向で5〜10Gbps、ウェブサイトnetribas.net.br、ルートサーバーrouter.netribas.net.br、ルッキンググラスlg.netribas.net.brを示し、自己記述は「ブラジル・マト・グロッソ・ド・スル州の各都市でインターネット接続を提供」となっている https://www.peeringdb.com/net/19689。このブロック内のアドレス170.83.88.115はipinfo上でリバス・ド・リオ・パルドに位置づけられ、PTRは170-83-88-115.netribas.net.brである(推論を含む) https://ipinfo.io/170.83.88.115。

クラウドソーシング型測定サイトMinha Conexãoのランキングでは、Net Ribasはリバス・ド・リオ・パルドのISPの中で第3位、平均114.01Mbpsとされ、Link Net Telecom(180.65Mbps)、Fibra Plus(135.97Mbps)に続く https://www.minhaconexao.com.br/ranking/ms/ribas-do-rio-pardo。ただし、この測定のサンプル数と手法は非公開であり、市場シェアの確定値としては扱えない。

証拠の限界と今後の観察点

本稿の事実は、公式のLACNIC RDAPやReceita Federal記録を直接取得したものではなく、ミラーおよび第三者集約に依存している。RDAP検索は当該ツール上で完了せず https://rdap.org/autnum/266481、ipregistryやiamroot.techなどの補助ソースも同様に第三者提供である https://ipregistry.co/AS266481 https://iamroot.tech/asndatabase/?search=AS266481。次に確認すべき観察点は、(1) 公式RDAPによるwhoisフィールドの裏付け、(2) AS53062の実際の運営者、(3) 小売サービスの地理的広がり、である。 当該エンティティのBTWディレクトリ参照は https://btw.media/ja/directory/weverton-correia-guedes-me にある。