要点

  • Financial Times によると、Liberty Global と Telefónica は、Virgin Media O2 で約6億ポンドのコスト削減を目指している
  • 報じられた削減対象は人員、運営費、設備投資だが、どのプロジェクトやサービスが影響を受けるかはまだ明らかではない

事実関係

Financial Times は9月11日、計画に詳しい関係者の話として、Virgin Media O2 を所有する2社が、人員、運営費、設備投資にわたり、約6億ポンドの削減を目指していると報じた。

同社の第2四半期決算によると、この見直しは、固定回線事業で圧力に直面しながらネットワーク拡大を続ける中で行われている。Virgin Media O2 の四半期末時点の個人向け固定回線顧客数は550万で、同四半期中に2万9,900減少した。サービス収入は調整後ベースで前年同期比3.9%減の20億4,300万ポンド、調整後 EBITDA は2.9%減の9億7,520万ポンドだった。

同時に、同社のフルファイバー網の到達範囲は900万戸に達した。この数字は、実際にファイバーサービスを利用している顧客数ではなく、ネットワークが到達可能な住宅数を示している。

分析

Virgin Media O2 には支出を削減する方法が複数あり、その影響は一様ではない。重複する職務をなくしたり、その他の運営費を減らしたりすれば、ネットワーク展開を変更せずにコストを下げられる可能性がある。ファイバー工事やその他の設備投資案件を延期しても現金支出を抑えられるが、計画済みの投資を後の時期に先送りする可能性がある。

これは、同社が固定回線事業からの顧客流出を食い止めようとしながら、なおファイバー網の到達範囲を拡大しているため重要だ。ネットワークの提供範囲やサービスを改善し、顧客を維持することを難しくせずに、コストを管理する必要がある。6億ポンドという目標だけでは、最終的にどのようなバランスになるかは分からない。

BTW 読者にとって重要なのは、実際にどの予算が削られるかだ。管理部門のコストや調達費の削減は、ネットワーク案件にほとんど影響しない可能性がある。設備投資の削減によって工事、設備更新、納期が変わるなら、供給企業や顧客への影響はより大きい。

注目点

Virgin Media O2 が、6億ポンドのうち、人員、運営費、設備投資からそれぞれどの程度を削減するのか、今後の説明が注目される。投資見通しの更新やファイバー網建設日程の変更が示されれば、この計画が主に事業運営コストを引き下げるものなのか、それとも計画済みのネットワーク工事も遅らせるのかが分かる。