• Verizon と Corning は、2027年から2032年に納入される8,000万ファイバーマイル超を対象とする数十億ドル規模の供給契約で合意した
  • 契約はブロードバンド網と長距離ネットワークを対象とし、既存管路のスペースにより多くの光ファイバーを収容するよう設計された高密度ケーブルも含む

事実

Verizon は、米国内ネットワーク全体で使う光ファイバーおよび接続製品について、Corning との数十億ドル規模の供給契約を発表した。契約対象は8,000万ファイバーマイル超で、納入は2027年から2032年に予定されている。Verizon によると、これらの資材は住宅・法人向けブロードバンドに加え、データセンターを結ぶ長距離ネットワークを支える。両社は正確な契約額を公表していない。

発注には Corning の Contour Flow ケーブルが含まれる。同製品は柔軟なファイバーリボンを使い、管路内により多くの光ファイバーを収容する。Verizon は、既存管路内のスペースが限られる場所でも、同製品によってファイバー心数を増やせるとしている。この契約は Corning の米国内製造も支える見込みだ。

8,000万という数字は、個々の光ファイバーの長さを合計したもので、新設ルートの地理的な延長を示すものではない。複数の光ファイバーを同じケーブルと管路に通せるため、この契約は8,000万マイルの新規ネットワーク建設を意味しない。

分析

Verizon の建設チームにとって、この6年間の契約は、光ファイバー調達の一部を個別プロジェクトより先に進めるものだ。これにより資材確保の計画は立てやすくなる可能性があるが、納入時期は引き続き各ルートの建設日程と合致させる必要がある。全国規模の大型発注でも、作業班の準備が整った時に、必要なケーブルが必要な現場にあるとは限らない。

高密度ケーブルは、管路内のスペースが限られる場所で最も有用だ。既存の経路が、同程度のスペースを占める追加ケーブルなしでより多くの光ファイバーを収容できれば、Verizon はルートを拡張する余地を広げられる可能性がある。回線をサービス開始できる状態にするには、それでも作業班が管路を点検し、ケーブルを敷設・接続し、光ファイバーを試験する必要がある。

BTW の読者にとって、この契約が具体的な意味を持つのは、これらの資材が実際の建設現場に届いた時だ。具体名が示されたルートについて、ケーブル納入日、敷設日程、サービス開始日が明らかになれば、長期供給契約が建設上の制約を取り除いているか判断できる。それまでは、8,000万ファイバーマイルは調達上の確約であり、完了したネットワーク拡張の尺度ではない。

注目点

Verizon が Corning との契約を、具体名が示されたブロードバンド整備地域または長距離ルートと結び付け、ケーブル納入、敷設、サービス開始について別々の日程を示すか注目したい。既存管路で Contour Flow を使用するプロジェクトも、高密度ケーブルによって必要な建設作業がどこで変わるかを示すことになる。