要約

  • RFC 6410は標準化の成熟度を三段階から二段階に減らしたが、既存のDraft Standardは明示的な再分類まで旧分類を保った。
  • 新しい展開基準に基づく昇格、または2年後のIESGによる任意のProposed Standardへの再分類は可能だったが、自動整理はなかった。

分析

旧段階で求められたこと

1996年10月のRFC 2026は、標準化トラックにProposed Standard、Draft Standard、Internet Standardの三段階を設けた。Draft Standardへ進むには、異なるコードベースから独立して開発された、相互運用可能な実装が少なくとも二つあり、十分な運用実績が必要だった。ワーキンググループの議長は、該当する実装と相互運用試験を記録することになっていた。Draft Standardは公開済み仕様の成熟度を示す分類であり、Internet-Draftの別名ではない。

さらに上の段階が問うのは、別の成熟度だった。RFC 2026はInternet Standardを、相当な実装・運用経験があり、そのプロトコルやサービスがインターネットコミュニティに大きな利益をもたらすという広い認識があるものと説明した。初期の実装証拠と、より広い成熟度は分けられていた。

2011年の変更

RFC 6410によれば、前の十年間に成熟度を上げた仕様はごくわずかで、大半はProposed Standardのままだった。そこでDraft StandardとStandardをInternet Standardに統合した。展開と運用実績は引き続き条件に残った。独立した相互運用実装が二つ以上あり、広く展開され、運用に成功していることに加え、相互運用を壊すエラッタや、実装を大幅に複雑にする未使用機能も確認する。

改訂は二つの手続き要件も削った。RFC 2026が求めた未昇格仕様の年次レビューは、実際には行われていなかったとRFC 6410は述べ、定期サイクルを廃止した。また、正式な相互運用報告書も必須ではなくなった。試験が不要になったわけではない。展開と使用で相互運用性を示せるとしつつ、RFC 5657は報告書作成の参考として残された。

移行は一括再分類ではなかった

移行条項は既存状態を分けて扱った。Proposed StandardはそのままProposedに残り、Internet Standardは直ちにInternet Standardへ移った。一方、すでにDraft Standardだった文書は、明示的な措置がなければ旧分類を維持した。新基準を満たせば昇格できる。RFC 6410がBest Current Practiceとして承認されてから2年後には、IESGがProposed Standardへ戻すことも選べた。

これは自動降格でも昇格でもなく、一覧全体の一括更新でもない。新しい決定がなければ、以前のラベルが文書に付いたまま残る。RFC 6410はその状態に残った文書の数や、個別の再分類時期を示していない。

ラベルと実ネットワーク

RFC 6410はその後の昇格経路を簡素にしたが、分類を稼働中ソフトウェアの実地調査に変えたわけではない。旧トラックのDraft Standardという表示だけで、現在の相互運用性や広範な展開が証明されるわけではない。逆に、2011年以降に報告書が不要になっても試験の意味は失われていない。新基準にも独立実装と運用成功は残った。

記録が示すのは、標準化手続きの変更と移行規則までだ。各運用者が何を展開したかは分からない。分類を生んだ手続きより古いラベルが長く残れば、運用との違いは見落とされやすい。

出典