要約

登録簿が示すもの

APNICのwhoisデータは、複数の第三者ミラーを通じて確認できる[https://whois.ipip.net/AS131335][https://whois.ipip.net/AS131311]。それらの記録によれば、AS131311 と AS131335 はどちらも as-name を「UniCloud-IDC」とし、組織オブジェクトは ORG-OUTC1-AP、登録住所は「14F, Tower B, Wanzheng Plaza, Dongsheng District, Ordos 071000, PRC」である[https://ipinfo.io/AS131335][https://ipinfo.io/AS131311][https://theipapi.com/asn/131311][https://radar.qrator.net/as/131335]。

活動の面では、複数の観測点が一致した絵を示す。IPinfo の両ASページは IPv4・IPv6 のプレフィックス数をゼロと報告し[https://ipinfo.io/AS131335][https://ipinfo.io/AS131311]、ipgeolocation.io や theipapi.com の記録も同様に非活動とする[https://ipgeolocation.io/browse/asn/AS131311][https://theipapi.com/asn/131335][https://theipapi.com/asn/131311]。QRATORレーダーもルーティングの可視性を示さない[https://radar.qrator.net/as/131335]。つまり、2011年に割り当てられたこの二つのASは、全球のルーティング表に何も発信していない。

近接した一括修正

注目すべきは、両aut-numオブジェクトの最終修正日が同一バッチである点である。AS131335 は 2023-09-05 03:51:06Z、AS131311 は同日 03:51:10Z に修正されており[https://ip.cc/topic/asn/AS131335/][https://ipinfo.io/AS131335]、2011年6月の割り当てから12年後に、4秒差で同時に修正された登録は、新規運営の開始ではなく休眠オブジェクトの保守を示す典型的なパターンである。

管理連絡先とその意味

登録上の人物オブジェクト、Ming Cui(MC1465-AP)と Yupeng Hu(YH1667-AP)は、@zte.com.cn のメールアドレスを持ち[https://whois.ipip.net/AS131335][https://whois.ipip.net/AS131311]、人物オブジェクトは2016-12-21に最終修正されている。さらに、ある集約サイトは当該組織のウェブサイトとして zte.com.cn を記録している[https://ipgeolocation.io/browse/asn/AS131311]。これらは独立した地元運営者ではなく、ZTE関連の管理を示唆する。ただし、これはレジストリの連絡先ハンドルから読み取れることであり、運営実態を証明する一次文書ではない。

また、AS131311 のabuse/IRT役割は北京・海淀の cnispgroup.com ドメインのアドレスに解決され、備考には2025-12-08の住所検証が記録されている[https://whois.ipip.net/AS131311]。ネットワークの世話は Ordos UniCloud 自体ではなく、北京のサービスグループに委譲されている。

認証データベースの記録

Uptime Institute の公開の認証リストは、「Tower 1A of UniCloud Ordos DC」(中国・オルドス)という単一のプロジェクトについて、クライアントとして「Ordos UniCloud Tech. Co., Ltd.」を列挙する[https://uptimeinstitute.com/uptime-institute-awards/list/datacenter/tower-1a-of-unicloud-ordos-dc/552]。保存された抽出物では認証の種類と年は表示されない[https://translations.uptimeinstitute.com/uptime-institute-awards/list/client/ordos-unicloud-tech-co-ltd/339]ため、本稿はこれを「単一棟の認証済みプロジェクト記録」としてのみ扱い、認証年を断定しない。

集約サイトの矛盾

商業集約サイトの記録は、第三の姿を付け加える。Coloprice は Tower 1A を「稼働中、Uptime Tier III 設計認証、空冷」とし、総合23/100(中国内184件中43位)と採点する一方、準拠性・透明性・規模の各サブスコアをゼロとし、電力容量は空白である[https://coloprice.com/data-centers/china/ordos/ordos-unicloud-tower-1a/]。DatacenterCatalog も同棟の記録を掲げる[https://datacentercatalog.com/china/tower-1a-of-unicloud-ordos-dc]。

帰属の点で、Coloprice はこの運営者を 清華紫光集团(Tsinghua Unigroup)のクラウド事業「紫光雲(UniCloud)」に帰属させる[https://coloprice.com/data-centers/china/ordos/ordos-unicloud-tower-1a/]。しかし、紫光雲の企業サイト unicloud.com が自社のデータセンターノード一覧として掲げる19拠点の中にオルドスは含まれない[https://www.unicloud.com/about/about.html]。つまり、集約サイトの帰属は、レジストリのZTE関連連絡先と、当事者自身の公開一覧の双方と衝突する。公開記録上、この対立を解決する一次文書は現時点で確認されていない。

証拠の限界

本稿が依拠する登録簿の事実はすべて、生のAPNIC照会ではなく第三者ミラーから取得した。また、認証の種類・年、施設の電力容量、そして帰属の真実は、保存された証拠からは確定しない。BTWはこの対立を解決せず、出所ごとに区別して記録する。BTWの該当ディレクトリ項目はOrdos UniCloud Technology Company Limitedにある。