要約

  • 11月2日付の MoQ 作業部会草案は、配信トラックの名前空間を接頭辞で指定する要求に新たな規則を設けた。公開と二種類の購読の要求は、その接頭辞で始まる名前空間をすべて対象にする。
  • 要求全体を許可するには、トークン側の名前空間規則が MATCH_PREFIX で、そのパターンが要求の接頭辞を覆う必要がある。SUBSCRIBE_TRACKS は枝のどのトラックにも届くため、トラック名にも空パターンの MATCH_PREFIX が要る。
  • 二種類の購読なら、より狭い許可を中継者が受け入れ、送る名前空間や公開通知を許可範囲内に絞る道がある。PUBLISH_NAMESPACE にはその代替規則がない。

まだ棚にない番組も枝の内側にある

特定のトラックを一つ選ぶ購読と、名前空間の接頭辞を指定する購読は大きさが違う。後者は、現在並んでいる項目だけでなく、同じ枝に後から加わる項目も形として含む。新設された第3.3.3節は、PUBLISH_NAMESPACE、SUBSCRIBE_NAMESPACE、SUBSCRIBE_TRACKS の三つをこの広い要求として扱う。7月版には、この接頭辞要求の節がなかった。

許可証が枝の一部分だけを指しているとき、枝全体への要求はそのまま通せない。通常の判定では、トークンの namespace_match が MATCH_PREFIX で、トークンのパターンが要求された接頭辞のさらに前方部分でなければならない。SUBSCRIBE_TRACKS は枝の任意のトラックへ購読を広げるため、トラック名の条件も空パターンの MATCH_PREFIX を求める。ほかの二つの要求はトラック名を指定しない。

草案は二つの購読に限って別の運用を認める。中継者は狭いトークンを受け入れてもよいが、後で出す NAMESPACE、NAMESPACE_DONE、PUBLISH、PUBLISH_SKIPPED を許された範囲に収める。受理時の一回の検査では仕事が終わらない。SUBSCRIBE_TRACKS から生じた PUBLISH は元の要求のトークンで許可され、各通知にトークンは複写されない。通知だけを眺めても、その根拠は見えない。

草案の判定にはトークンの検証、再利用の検査、該当する許可範囲も含まれる。IETF の文書記録では作業部会の Internet-Draft であり、MoQ Transport 草案の認証関連の仕組みにも未決事項が残る。公開資料に実運用件数や漏えい事例はない。