Summary

  • Md.Kamruzzaman Khanによると、2024年7月18日14時45分UTCごろ、AS63526は46本のIPv4 /24と1本のIPv6 /48、計47プレフィックスの撤回を手動で始めた。スクリプトは使わず、BGPセッションとルーターを順に扱った。
  • RIPE NCCの経路履歴も47本を返し、時間粒度は28,800秒。次の観測区間では各IPv4 /24を見たフルテーブル・ピアが358から1へ、IPv6 /48は363から4へ変わる。

作業した人の時計と、観測する仕組みの時計は別物だ。KhanはRIPE Labsの当事者記録で、ダッカ時間の20時45分ごろからルーターを一台ずつ操作し、セッションごとに確認したと書く。自動化された一括停止ではなかった。使用したコマンドは通常の保守と同じだったという。

一方、18日から20日までに区切って取得したRIPEstatのAS63526履歴には、46本のIPv4 /24と2404:4580::/48が載る。18日15時59分59秒UTCで終わる区間では、IPv4の各項目に358ピア、IPv6に363ピアが表示される。16時からの次の区間は、それぞれ1ピアと4ピアだ。撤回後も残る観測値の理由は、この応答だけでは分からない。

RIPEstatが示す8時間粒度は、47の操作を一つの時刻へ畳む。操作の順番も所要時間もそこからは出てこない。Khanが直接知るのは自分のネットワークの手順であり、RISが記録したのは収集ピアから見えた経路だ。別の事業者への指示や利用者の切断時刻まで同じ数字で語ると、証拠より先に結論が走る。

RIPE RISのMRT資料によれば、RIBの状態ファイルは8時間ごと、受信した更新は5分ごとに保存される。Khanの元記事は後者を調べていない。該当するMRT更新と事業者の変更ログを突き合わせれば、手動操作と外部での受信の間にある時間を測れる。