要約
- 欧州案は、ITU事務総局長が次長に委ねた職務の指示書を、毎回の全権委員会議後、最初の通常理事会へ提出するよう求める。
- 2022年の採択済み決議は「次の」通常理事会への提出を定めていた。2023年の理事会文書には、その規定に基づく提出が記録されている。
肩書は名刺に印刷できる。誰がどの仕事を引き受けたかは、紙を開かなければ分からない。欧州の加盟国が提出した決議148改正案は、ITUの事務総局次長への職務委任書を理事会へ定期的に戻そうとする。文書登録簿には、11月のドーハ全権委員会議向け提案として載る。
2022年に採択された決議148によれば、ITUの基本文書は次長の職務を個別に列挙していない。資源管理の全体責任を持つ事務総局長が一部の管理職務を委ね、具体的な指示を出す。指示は加盟者と職員に公開し、変更も知らせる。この仕組み自体はすでにある。2023年の理事会文書登録は、前回会議後に報告が準備されたことを示す。
改正案が変えるのは提出の周期である。従来の「次の通常理事会」を、「各全権委員会議後の最初の通常理事会」にする。毎期、理事会が職務全体の割り振りを確認できれば、途中の変更通知だけを積み重ねて現在の分担を推測せずに済む。複数の部署が関わる仕事で、誰の指示だったかを後から探す手間も減る。
ドーハで採択されるかが最初の分岐点だ。次に見るべきは会議後の理事会資料で、委任内容、発行日、加盟者と職員への公開の仕方が分かるかどうか。組織図の線は細い。実際の責任は、その線に添えた文書で読める。
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