要約

  • 国連総会決議80/173はIGFを常設フォーラムとし、国連の通常予算と任意拠出を組み合わせる資金案の提出を求めた。
  • NROによると、国連経済社会局は2026年8月28日に10万米ドルの拠出を受け入れた。発表には対象期間も継続拠出の約束もない。

フォーラムには恒久的な任務が与えられた。新たに公表された拠出について示された日付は、受け入れ日だけだ。

Number Resource Organization(NRO)は9月22日、インターネット・ガバナンス・フォーラムへの拠出を10万米ドルに増額したと発表した。NROによれば、国連経済社会局(UN DESA)は8月28日に正式に受け入れた。資金はIGFと事務局の活動を支援するという。だが、何か月または何年を対象とするのか、分割払いか、次回の更新日があるのか、継続拠出なのかは示していない。

この空欄は、フォーラムの位置付けが変わった直後に残った。2025年12月17日に採択された国連総会決議A/RES/80/173は、IGFを国連の常設フォーラムとし、適切な人員と資源を備えた事務局の強化を求めた。さらに、国連事務局とUN DESAが、国連の通常予算と任意拠出を組み合わせた持続可能な資金案を提出するよう招請している。

IGFの資金FAQによれば、事務局は国連事務局の通常予算ではなく、任意拠出で運営されてきた。信託基金への拠出は、年次会合、会期外の活動、能力開発を支える。年次会合の費用の大半は開催国が負担するため、事務局の運営費と会議費は関係していても同じ勘定ではない。

NROの拠出は、国連が正式に受け入れた実際の支援だ。発表だけでは、事務局の一年分の仕事に充てるのか、特定の活動なのか、より長い期間なのか判断できない。IGF全体の必要額や残る不足額も記載されていない。この拠出の射程を測るには、期間とIGF全体の資金需要が要る。両方が公表されれば、どこまで賄うか計算できる。

常設化は組織が続くという制度上の答えだ。毎年の人員や会期外活動を誰が払うのかは別の問いである。次の試金石は資金案の公開だ。任意拠出の出所、期間、更新条件を、通常予算の拠出案と並べて読めるようにする必要がある。

出典:NROの拠出発表;IGFの資金FAQ;国連総会決議A/RES/80/173;IGF資金ページ;国連マンデート登録簿。