要約

  • IETF Datatrackerは、SPRING WGの draft-ietf-spring-stamp-srpm-mpls-05 を2026年8月16日更新のActive Internet-Draftとして掲載している。
  • 現行文書は、SR-MPLSポリシー、IGP最適経路、Flexible Algorithm、L2/L3サービスについて、双方向・片方向・ループバックのSTAMP測定手順を説明する。

Datatrackerの記録では -05、本文では8月16日付と確認できる。ここで重要なのは、テストパケットを発行できること自体ではない。サービスの遅延や損失を語るなら、そのパケットが実際に意図した転送処理を経験しているかが問われる。

草案は、ポリシーのセグメントリスト、IGPのbest path、Flexible Algorithmの経路、そしてSR-MPLS上のL2/L3サービスにSTAMPを当てる。双方向、片方向、ループバック、Timestamp-and-Forward付きループバックを列挙する。しかし、これらは特定製品での実装、相互運用、商用利用を証明する記述ではない。

ECMPや明示的なポリシーがある場面では、測定値を正しい経路と封入方式に結び付けられなければ、数字だけでは判断を誤る。草案は、観測対象のトラフィックと同じSR-MPLSヘッダーを試験パケットに持たせる考え方を示し、往復経路の一致も運用上の論点としている。SLAの改善値や実ネットワークの結果は示していない。

Session-Reflectorがスローパス処理を必要とし、セッション数や送信間隔を制約し得る点も本文は明記する。これは手順の提案であり、負荷上限が解決済みという主張ではない。文書はInformationalを意図し、IESG状態は I-D Exists、失効予定日は2027年2月17日である。