要約

  • IESGは10月23日、ネットワークの構成図と機器台帳を結ぶIVY草案をProposed Standardとして承認した。
  • 新設の第4.3節は、装置が分かってもポートが分からない記録を有効とし、その記録によるポート単位の資源検証を禁じる。

配線図が指す装置までは分かった。肝心の差し込み口には、まだ名札がない。IESGの決定一覧は10月23日の承認を記録する。第12版の草案は、この中途半端な状態を第4.3節で正面から扱った。

終端点に ne-ref があり、port-ref がない場合、装置は特定できてもポートは未特定だ。草案はこれを有効な部分的対応付けとする。装置単位の照合には使える。一方、ポート単位で資源を検証する用途には MUST NOT と明記した。台帳の行を捨てる必要はないが、その行にポートの空きまで証明させることはできない。

完全な対応付けに必要な値も整理された。ノードには ne-ref、リンクには link-type、終端点には ne-ref と port-ref の両方が要る。物理的なノードやリンク、終端点そのものは、台帳との対応付けが宣言されていなくても構成図に載る。この節は第11版にはなかった。現物があることと、参照先を突き止めたことを別々に記録する仕組みだ。

文書の履歴では承認後のIANA作業が進行中とされる。次に問われるのは実装だ。「装置を発見」と表示した画面が、未確認のポートにまで青信号を出すなら、新しい規則の肝心な一行を読み飛ばしている。