要約

  • IETF Datatracker は draft-ietf-sidrops-rpki-erik-protocol-07 を、2026 年 8 月 16 日更新の有効な SIDROPS Internet-Draft として掲載している。
  • 草案は Merkle tree、コンテンツアドレス可能な保存、単調増加するシーケンス番号、HTTP を用い、公開点と Relying Party の間に Erik Relay を置き得る RPKI 公開経路を記述する。

-07 は、ルーティング・セキュリティ情報を Relying Party にどう届けるかという議論の新しい改訂である。Datatracker の記録と草案本文は、8 月 16 日付の進行中作業であることを示す。

重要なのは、運用実績ではなくアーキテクチャである。Erik Sync は Merkle tree、コンテンツアドレス可能なオブジェクト、増加するシーケンス番号、HTTP を組み合わせる。Erik Relay は RPKI 公開点と Relying Party の中間に置かれ、既存の RPKI 伝送方式と併用できる。草案は自動的な置換を主張していない。

そのため、検証がすでに変わったと読むべきではない。見るべき点は、同期設計がデータの鮮度、リプレイ耐性、配布状態を、経路起源情報の消費時により監査可能にできるかどうかだ。RPKI の信頼性は公開から Relying Party の処理までの連鎖に依存する。

境界も明確である。-06 は 7 月 21 日付であり、-07 は本期間の更新だが、RFC、実装義務、導入率、遅延改善、安全性の成果を示すものではない。進展しなければ草案は 2027 年 2 月 17 日に失効する。