要約

  • IETFの文書フィードは8月17日04:45 UTCに draft-xu-idr-fare を記録した。公開されている現行文書は8月16日付の draft-xu-idr-fare-07 である。
  • この草案は3段・5段CLOSで、BGPのPath Bandwidth Extended Communityを使う適応ルーティングと加重ECMPを記述する。

Datatrackerの記録は、Internet-DraftがIETFの承認を受けず、標準化プロセスで正式な地位を持たないことを明示している。第07版本文にはStandards Trackの意図があるが、RFC化や実装済みであることを示すものではない。

提案は、end-to-endの経路帯域をBGP拡張コミュニティで伝え、等コスト経路の重み付けに用いるというものだ。ここでの運用上の要点は、あるプレフィックスの全ての等コスト経路が同コミュニティを持たない限り、経路帯域によるweighted ECMPを行うべきではないという条件である。値がある経路とない経路を同じ精度で扱うことを避ける設計になっている。

文書は大規模データセンターのCLOSを対象にするが、AIワークロードの改善、混雑解消、相互運用性、製品対応を実証してはいない。最終ホップのincastには別途輻輳制御が必要とも記す。進展がなければ有効期限は2027年2月17日である。