- 理事会は審査の結果、コミュニティプロジェクト基金を終了します。
- 約 50 件のプロジェクトが 160 万ユーロを受給。2024 年の助成金には影響なし。
経緯:審査を経てコミュニティプロジェクト基金の終了
2025 年 4 月 10 日、RIPE NCC 理事会は、3 月 20~21 日の第 183 回会合でコミュニティプロジェクト基金の終了を決定しました。理事会は基金のプロセスと全体的な有効性を見直すため、2024 年の資金提供サイクルを一時停止しました。基金を継続するには多大なリソースが必要である一方、会員への直接的な利益が不明瞭であると判断されました。理事会は小規模な再編を含む選択肢を検討し、コスト見積もりを共有しました。審議の後、基金を完全に終了することに合意しました。この基金はインターネットのレジリエンスと持続可能性を強化するプロジェクトを支援するため、2016 年に設立されました。約 50 件のプロジェクトが 9 年間で総額 160 万ユーロの資金提供を受けました。2024 年に交付された助成金は予定通り実施され、影響を受けません。RIPE コミュニティのボランティアが基金選考委員会に参加し、申請を審査しました。RIPE NCC は今後、他のコミュニティ支援プログラムと資源配分に注力します。理事会は将来の資金提供形式についてコミュニティと協議します。詳細は RIPE NCC のウェブサイトで発表全文をご覧いただけます。
重要性
コミュニティプロジェクト基金の終了は、コミュニティ主導のプロジェクトと資源配分に影響を与えます。同基金はインターネットの運用、レジリエンス、持続可能性を向上させる約 50 件のイニシアチブを支援してきました。2016 年以降、コミュニティ活動に 160 万ユーロを分配しました。基金の終了により、資源が RIPE NCC の中核サービスや会員支援に振り向けられる可能性があります。コミュニティのメンバーは、インターネット改善プロジェクトのための新たな資金調達チャネルを必要とするでしょう。この決定は、コミュニティプログラムの透明性ある見直しの前例となります。他の地域インターネットレジストリが自らの資金提供プログラムを評価するきっかけになるかもしれません。終了と今後の計画に関する明確なコミュニケーションは、コミュニティの信頼を維持する上で重要です。RIPE NCC の方針転換は、効率性とインパクトの測定に向けた戦略的方向性を反映しています。関係者は RIPE NCC の新たな取り組みと資金提供モデルを注視するでしょう。この発表は、コミュニティ基金を会員のニーズに合わせ、プログラムの有効性を継続的に評価することの重要性を強調しています。

