要約

  • 11月2日付の IETF 草案は、機器の状態を調べる二つの方式に登録番号を一つずつ求める。7月版では「調査を始めよ」という合図にも方式ごとに別の番号を求め、合計四つだった。
  • 利用側が最初のメッセージで合図の値 0xF5 を送ると、機器側は次のメッセージで調査方法を提案しなければならない。番号だけでは合図と返事を見分けられない。
  • 草案中の番号は TBD1 と TBD2 のまま。IANA の現行登録簿には両者の割当がない。

呼び鈴と返事に同じ札

ネットワークに入る小型機器を考える。接続相手は、相手の鍵だけでなく、その機器がどんな状態にあるかを確かめたい。そこで「調べて」と求め、機器が証拠を示す。今回の争点は、その呼び鈴と後から届く書類を別々の番号で呼ぶかどうかだ。

第06版では、背景確認 BG とパスポート方式 PP のそれぞれに開始専用の登録欄があった。第07版はそれを削り、二つの方式の札だけを残す。BG の札は開始指示から証拠まで、PP の札は開始指示から検証結果まで使われる。受け手は札を見た後、値と順番まで読まなくてはならない。

合図の中身は単純な真偽値で、CBOR では 0xF5。接続を認める側が EDHOC の最初のメッセージに載せ、機器側は二番目で提案を返す。BG では機器の証拠を接続先が検証者へ渡す。PP では機器が検証者から受け取った結果を持参する。番号だけで処理を分ける設計では、合図を証拠と取り違えかねない。

草案は、どの種類の証拠を受け取るかを接続先が配備方針に沿って選ぶと書く。測定する機器、評価する検証者、扉を開ける接続先の三者は別の役だ。登録番号を減らしても、その判断は一つにはならない。

LAKE の文書一覧では依然として I-D Exists の作業部会草案だ。IANA の登録簿にも BG、PP の正式な番号はない。次に判断を変えるのは、割当の確定と新しい処理順を示す相互接続記録である。