• Digital Realty と Rönesans Infrastructure はトルコでデータセンターを開発する合弁事業を立ち上げ、22MW を超えるアンカラ・キャンパスを最初の案件とする
  • 用地、電力、許認可は確保済みで、初期工事も始まっており、アンカラの第1施設は2028年の完成を予定している

事実

Digital Realty と Rönesans Infrastructure は、トルコでデータセンターを開発・運営する合弁事業を立ち上げた。提携の最初のプロジェクトは、アンカラに建設するキャリアニュートラルなキャンパスで、22MW を超える IT 容量を想定している。

Digital Realty によると、アンカラ開発の用地、電力、許認可はすでに確保され、初期工事も始まっている。第1施設は2028年の完成予定だ。Rönesans は現地での開発・建設能力を提供し、Digital Realty は運営基盤と顧客関係を提供する。両社はイスタンブールでも別のデータセンターを開発する意向だ。同プロジェクトについては、開業時期、容量、工事日程のいずれも公表されていない。

評価

アンカラ計画は、開発の基本要件である用地、電力、許認可の3つがすでに整っているため、初期の候補地提案の段階を超えている。残る作業は、これらの確保済み条件を稼働施設へと具体化し、顧客が実際に利用するネットワークに接続することだ。

そのため、2都市展開という広い構想よりも、第1棟を2028年に完成させるという予定の方が有用な判断材料になる。キャリアニュートラルであれば顧客はネットワーク事業者を選べるが、実際の選択肢は、施設の開業時にどの通信事業者と相互接続サービスが利用できるかに左右される。イスタンブールについても、両社が用地、容量、整備日程を公表するまでは、アンカラとは分けて評価すべきだ。

したがって、BTW 読者にとって、Digital Realty のトルコ参入は、完成済み容量の追加ではなく、建設とサービス提供の動きである。アンカラの第1棟、そこに接続するネットワーク事業者、初期顧客による利用確約が、合弁事業が実際に利用できるインフラの選択肢となる時期を示す。

注目点

アンカラ・キャンパスの工事の節目、正式に決まった通信事業者と相互接続パートナー、2028年の開業予定に先立つ初期顧客による利用確約に注目したい。イスタンブールの用地、容量、工事日程が公表されれば、この事業が、具体的な提供計画のある1つのキャンパスから、両社が示す2都市の事業基盤へと進み始める時期が分かる。