Summary
- Corningの2026年7〜9月期は光通信部門の売上高が前年同期比44%増の23億7900万ドル、部門純利益が80%増の5億3200万ドルだった。
- Enterprise Networksの売上高は84%増、生成AI製品は100%超の増加。後者の金額と利益率は開示されていない。
契約書から損益計算書へ
「数十億ドル規模」の契約は見出しになりやすい。だが、10月27日に公表されたCorningの決算で目を引くのは、契約額より部門損益の伸びだ。光通信の売上高は前年の16億5200万ドルから23億7900万ドルへ、純利益は2億9500万ドルから5億3200万ドルへ増えた。開示値から計算した売上高に対する純利益の割合は約17.9%から22.4%へ上がる。
増産には設備も材料も人手も要る。受注が増えても、立ち上げ費用が利益を押し下げることはある。今回は部門全体で利益の伸びが売上の伸びを上回った。投資家が見るべき実績は、予約された光ファイバーの長さではなく、この稼ぐ力だ。
Enterprise Networksは売上高84%増、生成AI製品は100%超の増収と会社は説明する。ただし生成AI製品の売上額や利益率は示していない。光通信部門にはAIデータセンター以外の需要も入る。5億3200万ドルをそのままAIの利益と呼ぶ根拠はない。
同四半期にはVerizon、AT&Tを含む4件の長期・数十億ドル規模の顧客契約を締結した。発表資料は四半期別の納入予定や製品別の収益寄与を明らかにしていない。既存のVerizon関連記事は供給予約から稼働ネットワークまでの距離を扱った。今回の焦点は、Corningの光通信事業が実際に計上した利益だ。
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