要約

  • Boeing は O3b mPOWER 衛星 F11、F12、F13 を SES に引き渡し、初期の13基からなる衛星群の製造を完了した
  • 3基は9月に SpaceX Falcon 9 で打ち上げられる予定で、2027年半ばのサービス開始が見込まれている

事実

Boeing は、SES の初期の13基からなる O3b mPOWER 衛星群のうち、最後の3基を引き渡した。F11、F12、F13 はケープカナベラルに到着し、9月の SpaceX Falcon 9 による打ち上げに向けて準備が進められている。

3基は、中軌道ですでに運用されている10基の O3b mPOWER 衛星に加わる。SES によると、追加衛星により、モビリティ、政府機関、企業、クラウドの顧客を支える同社の MEO ネットワークの容量と耐障害性が高まる。

9月の打ち上げ後、追加容量が直ちに利用可能になるわけではない。Boeing は、F11、F12、F13 が軌道上昇と初期化を経て、2027年半ばにサービスを開始すると見込んでいる。

評価

これらの衛星がサービスを開始するまでの主要工程は、もはや製造ではない。F11、F12、F13 は打ち上げ後も運用軌道に到達し、SES が稼働中のネットワークへ追加するために必要な作業を完了しなければならない。

このため、打ち上げからサービス開始までには相当の期間がある。9月のミッションが成功すれば衛星は軌道に投入されるが、その容量を顧客が直ちに利用できるようになるわけではない。衛星群が実際に追加容量を得る時期を測るうえでは、2027年半ばというサービス開始予定日の方が重要になる。

BTW の読者は、9月の打ち上げを追加容量が利用可能になる時点と捉えるべきではない。SES と Boeing は、衛星のサービス開始までに、軌道上昇と初期化にさらに数か月を要すると見込んでいる。計画は完了に近づいたものの、ネットワークに関する最後の節目は依然として2027年にある。

注目点

3基すべてが9月の予定どおりに打ち上げられ、正常に展開されるか、その後の軌道上昇と初期化がどのように進むかに注目する必要がある。SES が F11、F12、F13 の2027年半ばの商用サービス開始を確認した時点で、新たな衛星がネットワークへの容量提供を始めたことになる。