要約
- 10月26日のRIPE 93で、James Riceは参加者ごとのポートを交換所ルーターへ一対一で結ぶレイヤー3の設計を議論にかけた。
- RIPE 92で本人が報告した事例では、共用peering LANの古い隣接情報と未知ユニキャストの氾濫が転送先を狂わせ、ルートサーバーとのBGP接続は保たれる場合があった。
受付では「接続済み」と表示される。荷物は隣人の部屋に着く。RIPE 93の討論でJames Riceが問うのは、その差を交換所のサービスにどう反映するかだ。従来の広いレイヤー2のpeering LANから、参加者ごとに交換所のルーターへ向かう一対一のポートへ。転送を引き受けるなら、交換所は正しい出口に届けた記録も引き受けることになる。
発想の背後には、本人が五月のRIPE 92で示した事例がある。MACアドレスが変わっても、古い宛先を持つ隣接表が残った。フレームが共用LANに広がり、別の参加者の機器を経由して本来の宛先へ向かった。公式発言録には、予期しない流量や重複した応答、動き続けるBGPセッションについてのRiceの説明が残る。制御の会話と実際の配送は、別々に点検する必要がある。
古い隣接情報が長生きする理由として、RiceはRFC 4861の7.3.1節の上位層による進行確認を挙げた。結果として届いた通信が、間違った表を「到達可能」に見せ続けるという読みだ。運用者には、ルートサーバーとの接続状態と、顧客のパケットが意図したポートだけへ渡った証拠の二枚の領収書が必要になる。
レイヤー3のポートなら、参加者間の分離を試験可能な商品として示せるかもしれない。その代わり、経路選択、障害時の切り替え、配送の証拠は交換所のルーターに集まる。加入者は問い合わせ先を絞れる一方、経路の主導権をより多く預ける。料金表に「分離」と書くなら、経路方針の可視性と誤配送時の修復も一緒に書くべきだ。
Riceはネットワークが買うか、交換所が売るかを会場に尋ねた。答えは製品仕様に現れる。接続表示が緑でも、データが正しいポートに着いたかを測り、問題があれば誰が直すのか。そこまで決めて初めて、新しいポートは新しいサービスになる。
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