要約
- RFC 5420は、8ビットのSESSION_ATTRIBUTE Flagsでは拡張を継続的に収容できないため、TLVベースのRSVP-TE属性搬送を定義する。対象はMPLSとGMPLSのパケットLSPおよび非パケットLSPである。
- Attribute Flags TLV自体が属性を必須にするのではない。このTLVはLSP_ATTRIBUTESにもLSP_REQUIRED_ATTRIBUTESにも現れ得る。透明に転送するか、経路全体で検査するかは、TLVを運ぶオブジェクトが決める。
- LSP_ATTRIBUTESはclass 197のC-Num形式で、オブジェクトを認識しないLSRはPathを拒否せず、オブジェクトを変更せず転送する。未知のTLVやAttribute Flags bitも同様にそのまま転送される。LSP_REQUIRED_ATTRIBUTESはclass 67で、すべてのtransit LSRに内容の検査と処理を求め、未知のオブジェクト、TLV型、set bitでは対応するUnknown Attributes TLVまたはUnknown Attributes BitのPathErrでセットアップを拒否する。
- 必須オブジェクトは、含まれる全属性に共通の不支持動作を定めるものではない。認識はできるがサポートしない属性の扱いは、そのTLVまたはbitを定義したRFCが決める。RFC 5420がその権限を置き換えるわけではない。
要求元、transit LSR、下流転送
要求元または入口は、まず依存関係を選択する。出口だけが動作すればよい、または一部のノードでの選択的な理解で足りるなら、LSP_ATTRIBUTESを使ってレガシーな経路上の互換性を優先できる。すべてのtransit LSRによる検査がセットアップ条件なら、LSP_REQUIRED_ATTRIBUTESを選ぶ。この判断はAttribute Flags TLVやそのbitだけからは導けない。同じTLVまたはbitでも、どのオブジェクトに入るかで強制性が変わる。
transit LSRの役割は、搬送オブジェクトを認識し、その規則を適用することである。LSP_ATTRIBUTESでは、未知のオブジェクト、TLV、bitはRFC 5420による拒否理由にならず、内容は変更されずに転送される。LSP_REQUIRED_ATTRIBUTESでは、未知のオブジェクト、TLV、set bitを認識できないLSRに、Unknown AttributesのPathErrによる拒否権が生じる。認識済みだが未サポートの属性については、必ず拒否するとも、必ず継続するとも決めつけず、定義RFCに従う。
下流への転送は、処理の証明とは別である。ノードがLSP_ATTRIBUTESをそのまま次のノードへ送ったことは、転送したことしか示さず、属性を理解して実行したことを示さない。出口やkey-transitが実際に動作したかは、属性定義と、その定義が認める報告によって確認する。要求元は経路全体の検査を要求できるが、基礎オブジェクトだけで属性の意味を上書きすることはできない。
三つの反実仮想を明示する。第一、未知のTLVまたはbitがLSP_ATTRIBUTESにあれば、変更されずに転送される。第二、未知のオブジェクト、TLV、またはset bitがLSP_REQUIRED_ATTRIBUTESにあれば、セットアップは拒否される。第三、認識済みだが未サポートの属性は、その定義RFCに従い、普遍的な規則には従わない。
LSP_REQUIRED_ATTRIBUTESはResvでは使用しない。ResvのLSP_ATTRIBUTESはLSP全体のステータスを示せるが、これはRRO Attributes subobjectによるホップ固有の報告とは別物である。RRO Attributesは、直前のaddressまたはinterface subobjectが識別するLSRに結び付く。ノードは、その識別子を伴わずにAttributes subobjectだけを追加してはならない。対応するbitをcomplianceまたはnon-complianceの報告に使えるか、報告が意味を持つか、必須かは属性の定義RFCが決める。「報告がある」ことをすべての属性に一般化してはならない。ホップ別報告は運用状態や対応状況を外部に示し得るうえ、RROとRSVPメッセージの領域を消費する。追加したRRO AttributesでPathまたはResvが大きくなりすぎる場合は、RFC 3209のoversized-RRO処理に従う。
LSP-regionの境界では、forwarding-adjacency LSPが、境界で関連オブジェクトを扱え、ローカルポリシーが認める場合に、Attributes TLVの一部を継承できる。それ以外では、属性オブジェクトは継承されたEROとともにコピーされる。Attribute Flags TLVとRRO Attributes subobjectは単一のIANA管理bit番号空間を共有するが、定義RFCはbitの意味をどこで有効にするか、ゼロの既定値をどう扱うかを明記しなければならない。RFC 7570はRFC 5420の機構を後から一般化する拡張であり、ホップ固有のERO/RRO属性と登録指針を扱う。それは普遍的な展開の証拠ではなく、保護専用の機構でもない。任意搬送と必須検査の区別も変えていない。
適用範囲と反実仮想
- 出口だけ:任意搬送ならレガシーなtransitを越えやすいが、出口が動作したかは属性定義の報告または別の検証で確認する。成功したLSPセットアップだけでは証明にならない。
- 重要な中継点:key-transitが理解しなければ、任意オブジェクトは通過を許しても保証を与えない。そこが依存条件なら、定義RFCと要求ポリシーで検査の必要性を明示する。
- 全LSR:全ホップの理解が前提ならclass 67は、未知の一つのオブジェクト、TLV、bitでfail-closedとなる。認識済みだが未サポートの場合は定義RFCに戻り、常に拒否または常に継続すると仮定しない。
必須検査は、真に全経路の支援を必要とするサービスに確実性をもたらす一方、利用可能な旧式ノードの範囲を狭め、一つの未対応ホップをsetup failureにできる。任意転送は互換性を保つが保証を弱める。RROはメッセージ空間を消費し、ホップ別報告は運用状態を露出し得る。FA-LSP継承は境界ポリシーを要求し、共有レジストリは将来の意味の整合を要求する。資料は、実装ベンダー、運用者、普及率、失敗率、セットアップ遅延、性能、商業価値、顧客結果を示していない。将来属性を任意、必須、egress-only、key-hop-specificのどれにするかも、定義RFCと運用ポリシーなしには決められない。凍結されたerrataページはRFC 5420の現行記録であり、本稿は追加の訂正主張をしない。
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