要約

  • AFRINICは、予約済み102.224.0.0/12の一部が世界の経路広告に現れたと説明した。
  • 3月9日の公告は対応を列挙したが、完全撤回と封じ込めは確認していない。

AFRINICは2026年3月9日、予約IPv4アドレス空間の無許可利用とする事案について公告した。対象の親ブロックは102.224.0.0/12で、いずれのAFRINIC会員にも割り当てられていないという。AFRINICのポリシーマニュアルには、最後のIPv4 /8の中で/12を予約する規定がある。

公告によると、このブロックのより小さい範囲が世界のインターネット経路制御システムで広告されていた。具体的なプレフィックス、起点AS、受け入れたネットワークは公表されていない。凍結した公開資料だけから、これらの技術的識別子を推定することはできない。

AFRINICは、ARIN管内のネットワーク運用者が、資源保有者の同意なしに自らのASNが広告に現れたと報告した後、ARINから連絡を受けたとしている。また、公開IRRに登録されたデータが広告を支え、IRR情報で経路を選別するネットワークへの伝播を助けた可能性があるとの分析を示した。これはAFRINICに帰属する説明である。資料にはARINの独立声明、BGPコレクターの記録、該当IRRオブジェクトの写しは含まれない。

対応として、AFRINICは関連IRRエントリーの削除を求め実現したこと、主要トランジット事業者へ連絡したこと、エントリー作成者と考える当事者に無許可の経路広告を直ちに停止するよう求めたこと、全撤回を確かめるため監視を強化したことを挙げた。各措置の時刻、対象経路数、事業者からの確認は示していない。

確定できる時点は公告日である。警告を受けた日、観測期間、対応日はいずれも不明だ。3月9日の公告でAFRINICは、ブロックは未割り当て・予約済みのままで、完全な封じ込めに向け運用者との作業を続けていると述べた。したがって、全経路がすでに消えたことや、その後に正式終結したことは資料から確認できない。