要約

  • W3C Strategy issue 566は既存Working Groupの再設置で、精緻化の終了見込みを2026年10月15日、実質変更を「なし」としている。
  • 同Issueは当初チャーターを楽観的すぎたと評価し、CRを2026年第4四半期か2027年第1四半期に置き、その後は保守へ移る意向を記す。ただし文面での明確化は未了だ。
  • 現行チャーターは2026年3月にCR、6月にPR、9月にRecommendationを予定していた。現在の公開一覧はWorking Draftであり、これは成熟度の観測であって技術的失敗の認定ではない。
  • 固定版f00f3b8には五つの[Q1–4 YYYY]、成熟度の選択指示、Web [spec name]、FooML/BarML工程、会議と通信の未選択文言が残る。
  • Advisory Committeeレビュー前に、対象コミット、成果物ごとの終点と期日、保守の責任者、残存テンプレートの処分を結ぶ準備完了レシートが必要だ。

同じ範囲でも、同じライフサイクルではない

Issue 566の「実質変更なし」は、技術的使命と成果物群の継続を表すなら矛盾しない。LWSは、アプリケーション、認証、ストレージを疎結合にするプロトコルを引き続き扱う。一方、「CR後に保守」は、どの成熟段階まで権限を使うかを変える。範囲とライフサイクルは別の管理対象である。

現行チャーターの期間は2024年9月9日から2026年9月8日までだ。中核プロトコルは2026年3月10日にCR、6月9日にProposed Recommendation、9月8日にRecommendationへ進む計画だった。次段階への条件には、公開テストで検証できる独立した相互運用実装が含まれていた。チャーター履歴は、この有効な文書と後継案を別物として示す。

調査時点のLWS公開物一覧では関連文書がWorking Draftに並び、Linked Web Storage Protocol 1.0も同じ段階だった。旧工程と現状がずれたことは確認できる。実装の品質、遅れの理由、将来のCR到達可能性までは分からない。

固定版に残る編集指示

リポジトリは8月3日のcharter assistant由来の初期コミットから始まり、8月5日の二つ目のコミットで調整先を一つ削除した。分析の根拠は変化し続ける表示版ではなく、二つ目のコミットの固定ファイルである。

開始日と終了日は入力指示のまま、0.1 FTEはTODO表示、電話会議は二つの案が併記される。技術作業の通信経路も、メーリングリスト、GitHub issues、または両方から選ぶよう求める。

成果物の前置きにはChoose oneがある。一方は完了見込みをRecommendationまたは安定状態への到達と説明し、もう一方はCandidate Recommendation Snapshotを公開するがRecommendationには進めないとする。五つの規範文書の完了日はすべて[Q1–4 YYYY]だ。暫定成果物にはWeb [spec name]、工程表にはFooMLとBarMLが残る。成功基準にも、RECへ進まない場合に削る文と、進まない場合に追加を検討する文が同居する。

個々のTODOから内部の未決定を推測することはできない。ただし固定された公開文書が、Issueに書かれたCR後保守という意向を、単一で整合したルールへまだ変換していないことは確認できる。

期限前のドラフトを違反扱いしない

W3C Processでは、Teamは精緻化終了までにAdvisory Committeeレビューを開始するか、提案を放棄するか、期間を延長する。チャーターには成果物、利用可能な範囲での予定日、会議と通信の仕組みなどが入る。採択は後のW3C Decisionであり、承認されればCall for Participationが続く。

証拠の締切時点で10月15日は未来だった。8月5日版がレビュー対象になるとも限らない。したがって、未完成は準備状態として報じ、手続違反や権限消滅とは呼ばない。

五行の成果物表を中心にする

準備完了レシートは、まずレビュー対象の固定コミットと精緻化の状態を示す。次に開始日と終了日を置く。中心は五行の表で、各仕様の現在段階、後継チャーターで選んだ終点、目標四半期または見積不能の理由、適用する成功基準を並べる。

CR後保守を選ぶなら、Snapshotを続けるのか、保守で許される変更は何か、後続の公開判断を誰が持つかも必要だ。別の一覧で、架空の成果物、FooML/BarML工程、FTE表示、会議案、通信経路を「解決済み」「意図して保持」「非該当」「担当者付き延期」のいずれかにする。

最後に、技術範囲は継続しても、工程、成熟度の終点、運営方法は変わると明記する。この分離があれば、「実質変更なし」は必要以上の意味を背負わない。

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