• 営業利益は 29%減少し、関税と為替再評価が四半期決算を約 2.3 億ユーロ(2.49 億ドル)押し下げた。
  • ネットワークインフラは緩やかに成長するが、モバイルネットワークは縮小。年間利益レンジは 3 億ユーロ(3.25 億ドル)縮小。

何が起きたか: Nokia、ユーロ関連損失が積み上がる中で第 2 四半期の利益見通しを下方修正

Nokiaは第 2 四半期の純売上高が 45.5 億ユーロ(49.3 億ドル)で、公表ベースでは前年比 2%増だが、為替・事業範囲一定では 1%減と発表。比較可能な営業利益は 3.01 億ユーロ(3.26 億ドル)に減少し、前年比 29%減、営業利益率は 6.6%に縮小。

Nokia は収益減少の要因として、ベンチャーキャピタルファンド関連の 5000 万ユーロ(5400 万ドル)の損失、為替再評価による 6000 万ユーロ(6500 万ドル)、米国関税による 5000 万~8000 万ユーロ(5400 万~8700 万ドル)を挙げている。1 株当たり利益は 0.04 ユーロ(0.043 ドル)で、予想の 0.0536 ユーロ(0.058 ドル)を下回った。フリーキャッシュフローは 8800 万~1 億ユーロ(9500 万~1.08 億ドル)の範囲。純現金は 29 億ユーロ(31.4 億ドル)に減少し、前年比 47%減。主に M&A と自社株買いが要因。

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なぜ重要か

Nokia は年間営業利益見通しを 19 億~24 億ユーロ(20.6 億~26 億ドル)から 16 億~21 億ユーロ(17.3 億~22.8 億ドル)に下方修正し、マクロ経済の影響を挙げた。米ドル安だけで、予想営業利益から 1.2 億~1.3 億ユーロ(1.3 億~1.41 億ドル)が削られた。米国の関税により 5000 万~8000 万ユーロ(5400 万~8700 万ドル)の追加コストが発生。こうした圧力は、中核事業部門が安定した業績を示していても、欧州の通信企業が貿易・為替の変動にますますさらされていることを反映している。

モバイルネットワークの収益は為替一定ベースで 13%減少し、Nokia の主要セグメントの一角が苦戦していることを示唆。一方、ネットワークインフラの収益は 8%増、クラウド・ネットワークサービスは 14%増と、企業やデータセンター向けの需要が高まっていることをうかがわせる。

投資家は慎重に反応し、発表後 Nokia の株価は 7%超下落した。同社は、ハイパースケーラー顧客による光トランスポートやエッジプラットフォームの需要など、長期的な成長要因を引き続き強調している。しかし、安定した現金ポジションや 1 株当たり 0.04 ユーロ(0.043 ドル)の配当案にもかかわらず、短期的に利益率を守れるかは依然不透明である。