要約

2026年9月28日の先行報道は、AS152663 の保有者対立と7月のabuse-mailbox検証を記録したが、RDAPの直接読み取りはできなかった。本稿の前進は二つある。第一に、APNIC自身のWeb Whoisというミラーより一段レジストリに近い経路で、ORG-NGN2-AP の詳細と2026-07-07の検証注記を直接確認したこと。第二に、HEとRobtexのミラーが2026-07-02付けの再登録を示し、先行記事が参照した時点より後のレジストリ側の状態変化が見えるようになったことである。つまり保有者対立は源泉で解決に向かっている可能性があるが、権威あるRDAPが読めない以上、断定はできない。

証拠の重みについて明確にしておく。2026-07-07の検証は、APNICが該当メールボックスに検証メールを送り応答があったことを示すレジストリ側の記録である。それはabuse連絡先が登録・維持されていることの証明であり、誰が実際にそのメールボックスを読み、対応するかの証明ではない。検証と応答責任は別の問題である。

また、AS152663 に結びく唯一の route6 2401:8d20::/32 は第三者 MAINT-AS137557 によって維持され、RPKIの検証状態は not_found である。bgp.toolsはAS152663が現在全くプレフィックスを生成していないと報じる bgp.toolsのAS152663記録。AS153311(SMMCL、ORG-SA237-AP、スポンサーは ORG-NGN2-AP)もゼロプレフィックス・ゼロピアとされる HEのAS153311ミラー。登録はあるが運用が見えないという構図が、連絡先の「有効性」と表裏一体になっている。

参考にした一次・公開ソース(本稿で直接確認したレジストリ・ミラー記録):APNIC RDAP autnum 151210、APNIC RDAP autnum 152663、APNIC RDAP autnum 153311、APNIC RDAP entity ORG-NGN2-AP、whois.ipip.net AS151210、whois.ipip.net AS153311、先行報道アカウンタビリティ・サーフェス・ブリーフィング、NEXGENET管理者のルーティング非対称性。