要約
- 10月12日の憲章案03-03は完了対象を四つに絞った。7日の03-02には、Ethernetフレームと複数ホスト向けUDPを含む六つが並んでいた。
- Ethernet草案の第16版はIESGのAD Followupに残る。リストから外れた理由や、その後の扱いは公開記録にない。
終了前の作業一覧が短くなっても、同じ文書の審査が終わるとは限らない。MASQUEの憲章案03-03は、作業部会が閉鎖前に完了する採択済み文書を四つに減らした。Ethernet草案はその一覧にないが、IESGの出版審査記録には残っている。二つの記録を並べると手続の違いが見える。承認や中止の通知と読むことはできない。
Datatrackerによると、03-03は10月12日更新の提案で、状態はExternal Reviewだった。本文は、列挙した採択済み文書を完了して作業部会を閉じるとしている。四項目は、CONNECT-UDPへのECN/DSCP拡張、HTTP Datagramのフィールド圧縮と導出、QUICプロキシの最適化、HTTP CapsulesによるDNS/PREF64設定の伝達だ。MASQUEのアーキテクチャを説明する情報文書やqlogイベントを定める標準化文書を採択する可能性も残すが、一覧外の作業は認めないとしている。提案憲章03-03
その前の03-02は10月7日更新で、EthernetフレームをHTTPで運ぶ拡張と、UDPを複数ホストへプロキシする拡張も掲げていた。二つとも03-03から消えた。公開された改訂文は理由を示していない。却下、完了、中止、他の作業部会への移管のいずれとも書いていない。03-02の記録
Ethernet草案のページは別の状態を示す。第16版は10月9日更新で、作業部会の状態は「Submitted to IESG for Publication」、IESGの状態は「AD Followup」だ。ページには未解決のDISCUSSがあり、それが解決すれば可決に必要な立場はそろっているとも記されている。これは個別文書の出版審査であり、憲章の終了リストに対する判断ではない。草案の状態
改訂の前史も理由までは語らない。9月24日の03-01へのBlockは、終了をうたう文面にQUICプロキシとDNS/PREF64が入っていない点を問題にした。10月7日の03-02ではその二つが加わり、Ethernetと複数ホスト向けUDPも掲載された。10月12日の03-03はQUICとDNS/PREF64を残し、後者二つを外した。9月の票は03-01に対する歴史的な記録であり、03-03への現在の票ではない。03-01へのBlock
10月7日のIESG通知は、その時点で判断はなく、コメントを17日まで募るとしていた。10月22日のtelechat議題では、03-03は作業部会再憲章の「承認提案」に置かれている。議題は審議予定を示すが、結論を示すものではない。審査通知 · IESG議題
ここで分けるべきなのは、作業部会の範囲と個別草案の出版手続だ。短くなった一覧を出版判断と読むのは飛躍だ。Ethernet草案がIESGで審査中だからといって、作業部会がその作業を継続または完了すると断定するのも飛躍になる。公開ページが示すのは二つの手続状態で、範囲変更の理由は未記載のままだ。
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