要約

  • NRS の五つのプロフィールは公開回答が記録されていないと述べるが、ページだけでは到達、拒否、意図的沈黙、過失は証明できない。
  • 必要なのは、固定した質問と送達証拠、帰属可能な回答、項目別照合、公開状態の変更を結ぶ台帳である。

未回答という表示は、通信の結果ではなく、複数の可能性を一つに畳んだものになりやすい。宛先が古かったのか、届かなかったのか、回答が一部だけだったのか、守秘のため公開できないのか、編集処理を待っているのか。読者がこれらを区別できなければ、状態表示は精密に見えても意味は曖昧である。

凍結した資料は、Number Resource Society が管理する Abdelaziz Hilali、Ajao Adewole David、Benjamin Mark Roberts、Carla Sanderson、Fiona Asonga の五ページである。各ページは公開資料と NRS の説明責任上の質問を区別し、構造的な懸念は、名指しされた人物の不正、腐敗、違法性、裁判所の認定を示すものではないと明記する。また、質問を送ったが NRS は公開回答を記録していない、と記す。

確認できた事実はそこまでである。資料は、実際に送った質問の固定本文、送信者の権限、宛先本人の確認、送達記録、私的な回答の有無、内部の編集手順、過去版の履歴を示していない。従って、本人が受信した、拒否した、意図的に沈黙した、他の経路でも回答していない、とは言えない。これらは未確定である。

Hilali のページは仕組みを一段具体化する。状態を Open と表示し、直接かつ帰属可能な公開回答を待っていると説明する。沈黙は有罪ではなく、公開記録の空白だとも述べる。さらに、回答はページに掲載するとしている。回答が届いた時、または未達が確認された時に、表示をどう変えるかは公開上の責任になる。

Ajao のページは別の区別を示す。公開説明責任の集中度を High と表示しながら、公開回答がないという記述を別に置き、集中度は不正認定ではなく開示・説明責任上のリスクだとする。編集上の評価と通信状態は同じ項目ではない。回答が後者を変えても、前者を自動的に肯定したり消したりはしない。

台帳には少なくとも六つの受領記録が要る。質問記録は本文、送信者、権限、作成時刻、対象論点を固定する。送達記録は確認済み宛先、手段、送信時刻、到達・返送・不明を残す。回答記録は帰属可能な原文、受領時刻、添付、守秘条件を保存する。範囲照合は、どの回答がどの質問を扱い、何が部分回答または未確定かを示す。公開変更記録は旧状態、新状態、発効時刻、版、編集者、理由を残す。訂正記録は、本人確認、引用、事実をめぐる異議を、NRS 全体の見解への同意と切り離して扱う。

状態変更には最低限の証拠条件が要る。「到達不能」には、確認済み宛先と具体的な送信試行に結び付く失敗記録が必要だ。到達が確認されても帰属可能な回答がなければ、状態は未解決のままであり、沈黙を「回答拒否」とは扱えない。「一部回答」には、安定した質問番号の一部に対応する帰属可能な回答が要る。「回答拒否」には、特定の質問には答えないという帰属可能な明示が要る。「回答済み」には、各主要質問と帰属可能な回答資料との照合が要る。

「訂正済み」には新たな根拠と旧版の保存が要る。「更新により失効」は、引用元が変更・撤回された場合、または後の検証済み記録が以前の主張の根拠を置き換えた場合に使う。旧状態の有効期間を閉じ、後継記録を結び、履歴は消さない。いずれの条件も満たさないなら、正直な状態は不明または確認中である。

非公開回答でも、存在まで隠す必要はない。受領したこと、公開できる範囲、保護される範囲、なお未確定の問いを区別できる。これにより、守秘が「回答なし」と同義になることも、一部回答が全論点の解決と見なされることも避けられる。

今回の公開資料は、NRS が内部にこうした記録を持たないとは証明しない。凍結した公開パッケージが完全な証拠経路を示していない、ということだけを確立する。この限界は将来の原稿でも崩してはならない。

出典:Abdelaziz Hilali、Ajao Adewole David、Benjamin Mark Roberts、Carla Sanderson、Fiona Asonga。