要約

  • RFC 2019 は、FDDIで受信した有効なIPv6 RA・NA・NSの非ゼロLLC優先度を、特定の隣接経路がEthernetを通らなかったことの限定的な証拠とした。
  • 許可されたのはその隣接先への最大4352オクテットのユニキャストだけで、マルチキャストは最小MTUを守り、RFC 2467は1998年にこの検出法を削除した。

FDDIとより小さなMTUの媒体をブリッジしたLANでは、全体を最小値に合わせるのが安全である。RFC 2019 はFDDIインターフェースのIPv6既定MTUを4352オクテットとしつつ、Router Advertisementまたは手動設定による引き下げを認めた。既定値や手動値より大きな広告は記録してもよいが、それ以外は無視する。

この共通下限は安全だが、FDDIだけで直接つながる二つのノードまで小さな媒体に合わせてしまう。そこで1996年の仕様は、完全なトポロジー探索ではなく、ブリッジがフレームに残す差を利用した。

機能が有効なFDDIインターフェースは、Router Advertisement、Neighbor Advertisement、Neighbor Solicitationに非ゼロのLLC優先度を付ける。RFC 2019 の前提では、IEEE 802.1DブリッジがEthernetからFDDIへ変換すると優先度はゼロになる。Ethernetで生まれた、またはEthernetを通ったフレームは印を失う。

N1がN2から非ゼロ優先度の有効なRA、NA、NSを受けたなら、N1はその観測された隣接経路がEthernetを通っていないと判断できた。そして共通設定が小さくても、N2へ最大4352オクテットをユニキャストできた。N2が次ホップルーターなら、許可はそこまでであり、その先のリンクを説明しない。

「有効」はNeighbor Discoveryの検証条件であって認証ではない。RFC 1970も、未要求のリンク層情報を受け取ることと、双方向到達性を確認することを区別し、後者をSolicited NAに結び付けた。したがって、この印は経路全体、将来の同一経路、配送、アプリケーション成功、セキュリティを証明しない。

マルチキャストは例外の外に置かれた。ブリッジLANにある全媒体のうち最小のMTUを超えてはならない。単一の観測済み隣接先がない以上、二者間の許可を共有配送へ拡張できないからである。

実装には無効化オプションが必要で、既定は有効だった。無効時には三種の制御メッセージも優先度ゼロで送られ、例外の根拠を作らない。すべてのIPv6パケットに印を付ける必要はなく、この三種で目的を果たせるとされた。

設計の要点は、証拠と行動の大きさをそろえたことにある。境界作用がEthernet通過という一つの可能性を消し、受信側は一つの隣接先に一つのユニキャスト例外を与える。RFC 2019 自身はセキュリティ問題を扱っておらず、公式資料にも普及率や性能利得の測定はない。

1998年12月のRFC 2467はRFC 2019を置き換えた。4352オクテットの既定値、小さい媒体への配慮、大きすぎる広告の無視は残したが、変更点で「FDDI adjacency detection」をIEEE 802.1pの最近の進展を理由に明示的に削除した。正しく実装されていると分からないブリッジ越しのPath MTU Discoveryにも依存すべきでないとした。

これは1996年の方法を後から失敗と断じる材料ではない。確認できるのは、証拠を運ぶ優先度の意味が変化し、後継仕様が推論を維持しなかったことである。保守的な下限は残り、境界の意味に依存する例外だけが消えた。

印の射程

観測 RFC 2019で可能になったこと 証明されないこと
FDDI上の非ゼロ優先度を持つ有効なRA・NA・NS RFCの前提では、その隣接経路はEthernetを通らなかった 経路全体、永続性、認証、配送
観測済み隣接先 その隣接先または次ホップへ4352オクテットまでユニキャスト マルチキャスト、その先の能力
小さいMTUの広告または設定 共通の保守的上限 全FDDI隣接先の物理限界
大きいMTUの広告 記録してもよい 既定・手動上限を超える権限

情報源