要約

  • DSITのDigital Infrastructure Advisory Group(DIAG)は、North of Tyne Combined Authorityを理事会の招待先として掲載し続けている。同機関の唯一の任期は2024年5月に終わり、新しいNorth East Combined Authorityに吸収された。
  • 2024年のNorth East Deeper Devolution Dealは、North East Mayoral Combined Authority(NEMCA)がDIAG理事会に代表を出すと記した。現在の名簿には後継機関への引き継ぎも、現任の代表者名もない。

名簿の一行が、終わった機関を今も招いている

理事会名簿は、誰が会議に招かれたかを示す。そこに載る名前は、誰が地域の立場を持ち込むと政府が見込んでいるかを外部に伝える。DSITのDIAGページは現在もNorth of Tyne Combined Authorityを招待先に挙げている。

North East側の公式ページは、その組織の時間をはっきり区切る。North of Tyneの最初で唯一の任期は2019年から2024年までで、2024年5月に終了し、新しいNorth East Combined Authorityに吸収された。後継機関の設立令は2024年5月7日に施行された。ところがDSITの名簿には、前身の任期が終わったことも、招待がどこへ移ったかも書かれていない。

2024年3月の権限移譲合意には、後継側の名前がすでに出ている。North East Mayoral Combined Authority(NEMCA)がDIAG理事会に代表を出すという約束だ。通信政策を扱う国の諮問機関と、新しい地域機関をつなぐ記載である。現行の招待リストはその約束に触れず、古い組織名を残したままだ。

地域側の公称も変わった。North East Mayoral Strategic Authorityの現行サイトによれば、North East Combined Authorityは2024年5月7日に発足し、2026年5月18日に現在の名称へ変更した。2024年の合意はNEMCA、現行サイトはNorth East Mayoral Strategic Authority、DIAG名簿はNorth of Tyne。読者は三つの時点を自分でつなぎ、いま誰が席にいるかを推測することになる。

この理事会は通信網を建設したり、許認可を出したりする実施機関ではない。DSITは、地方・地域当局が接続上の課題を示し、機会を議論して政策提言を行う場としてDIAGを説明する。広いメンバーシップには全ての地方・地域当局が参加できる一方、理事会は招待制だ。掲載名は単なる連絡先ではなく、誰が政策議論の内側に選ばれたかを示す。

自治体には、公共資産の利用、立地や計画上の障害、地域の需要と国の施策のずれといった具体的な知識がある。代表者はそれを国の場へ運ぶ。前身だけが現行の名簿に残ると、後継機関がその役割を引き継いだのか、別の代表を任命したのかが見えない。

確認した公開資料には、現任代表の名前も、North of Tyneへの招待を後継機関へどう引き継いだかも記載されていない。後継機関と代表を明記した日付入りの任命通知か更新名簿があれば、この空白は埋まる。

過去を残し、現在の記録を直す

DSITは名簿にNorth East Mayoral Strategic Authorityを掲載し、2024年合意で使われたNEMCAという呼称にリンクし、任命された職位または代表者、任命元、発効日を示せる。名称だけを差し替えると、招待の経緯はなお追えない。

North of Tyneの行は履歴として残すべきだ。実在した機関への招待を記録しており、移行の経緯を示す。日付入りの注記で任期終了を記し、後継機関と現行の代表関係へリンクすれば、前身を消さずに現在を明確にできる。

ここでは二つの事実を分けて記録したい。権限移譲合意は後継機関の代表参加を約束した。DIAG名簿は招待先を記録している。任命通知がその間を結び、誰がその約束を担うのかを示す。別の手続きで代表を選んだなら、その経路を説明すればよい。必要なのは新しい戦略ではなく、責任者と日付がある短い連結記録だ。

出典