要約
- RFC 2021 のディレクトリは、プローブがすでに復号・計数できるプロトコルの在庫表であり、解析器の保管庫ではなかった。
- 「限定的拡張」は、親プロトコルの多重分離フィールドをコードが既知とし、次の選択が表駆動である場合にだけ子判定を一つ足せた。
UDP ポート 123 の例では、難しい処理は追加前に済んでいる。プローブの C コードは複数の Ethernet カプセル化、IP、IP のプロトコル欄、UDP、ポート欄を理解する。表は 161 を SNMP、53 を DNS、69 を TFTP として知っている。管理者はそこで 123 を NTP として加え、該当パケットを数え始められる。
追加された行は NTP メッセージの解析器ではない。UDP ポートまでの境界は実装時のコードが確定しており、設定はあらかじめ表駆動にされた最後の分岐に値を置くだけだ。RFC 2021 が「限定的」と呼んだのは、コード側の準備が必要で、上へ一段しか進めないからである。
設定表である前に能力目録
第 5.2 節はディレクトリを、プローブが監視できるプロトコル型の目録とする。protocolDirTable はエージェントが復号して数えられるプロトコルを一行ずつ示す。起動時には既知で監視対象としたものを載せるが、可能な EtherType をすべて並べたり、回線上で値を見ただけで行を生成したりする義務はない。
直接にも既存アルゴリズムでも理解できない protocolDirID を SET すれば拒否される。書き換え可能なのは実装済み認識の範囲内であり、認識そのものは生まれない。
protocolDirID は階層化されたカプセル化経路を表す。protocolDirParameters は各ノードに同じ順序で一バイトずつ条件を与える。protocolDirLocalIndex は後続表のためにエージェントが付けるローカル参照で、一つの SNMP エンティティ内でのみ一意だ。削除後は再起動まで再利用できず、世界共通の番号ではない。
protocolDirType も能力を報告する。拡張可能な親には子を作れるが、内蔵対応のない新しい子はさらに拡張できない。アドレス抽出には計数とは別のロジックが要るため、管理者が作る限定拡張のアドレス対応は notSupported となる。
下流の数字は上流の認識を越えない
プロトコル分布は、インターフェースで最も上位まで認識できたプロトコルごとにパケットとオクテットを数えた。ホスト表とマトリクス表は、アドレス形式と認識プロトコルをローカル索引で参照し、先行する能力と設定が整って初めて行を作った。
従って数字が示すのは、実装された分類経路との一致である。ペイロード全体、プロセス、アプリケーション取引、配送、責任、安全を証明しない。「Application Level」も通常は OSI 第 7 層だけを意味せず、MAC・ネットワーク層より上の広い領域を指した。
RFC 2074 は識別子の規則と例を示し、2000 年に RFC 2895 が規範的参照を引き継いだ。RFC 2896 は非規範的なマクロ例を分離し、適合に必須ではなく、寄稿不足で保守を終えると記した。RFC 3796 は RFC 2021 のアドレス表現に IPv4 依存が残ることも記録した。
RFC 4502 は 2006 年 5 月に RFC 2021 を廃止しつつ、限定的拡張の考え方を残して高容量報告や長さ制約を更新した。RFC 2021 の唯一の検証済み正誤表は RAM と PROM へのダウンロード番号の取り違えで、ディレクトリには関係しない。
ディレクトリの価値は、すでに動く区別を可視化し設定できる点にあった。名前を書き込むことは、解析能力を書き込むことではない。
出典
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