要点

  • BP Batam によると、DayOne はデータセンター拡張の条件として、海水淡水化プラントに約1,800億ルピアを投じることで合意した
  • DayOne がプラントを建設し、BP Batam に引き渡して運営を委ねる予定だが、建設や給水の時期は公表されていない

事実

BP Batam によると、DayOne はバタムでのデータセンター事業拡張の条件として、海水淡水化プラントを建設することに合意した。

BP Batam の責任者である Amsakar Achmad は、この合意額が約1,800億ルピアに相当すると述べた。DayOne は海水逆浸透膜方式のプラントを建設した後、管理・運営のため BP Batam に引き渡すことになっている。必要な許認可については、市当局と開発当局が支援する。

このプラントは、冷却を含むデータセンターの運用に必要な淡水を海水から生産することを目的としている。Amsakar は、施設の必要量を上回る分があれば、地域の給水に利用できる可能性があると述べた。

発表では、プラントの計画生産能力、着工時期、稼働開始日、DayOne 向けに確保される水量は示されていない。したがって、今回示されたのは開発を進める約束であり、実際に稼働する給水体制ではない。

評価

DayOne の合意により、水供給はデータセンター容量を増設した後に対処する課題ではなく、拡張そのものの一部となる。一方、この枠組みでは責任も分かれる。DayOne が費用を負担してプラントを建設し、引き渡し後は BP Batam が運営するという分担だ。

このため、引き渡しはプロジェクト工程の重要な要素となる。拡張後の拠点がこの給水源を利用するには、その前にプラントが完成し、受け入れられ、給水可能な状態になっていなければならない。約1,800億ルピアという合意額は投資規模を示すが、プラントがどれだけの水を生産するのか、またその供給がいつ利用可能になるのかは、まだ分からない。

BTW の読者にとって、次に確認すべき重要な節目は、淡水化プラントの建設から稼働開始までの工程表が示されることだ。それにより、データセンターの水需要がもたらす圧力に対するバタムの対応が、合意段階から、実際に拠点へ給水できるインフラへ移行しているかを判断できる。

今後の注目点

DayOne と BP Batam が、プラントの生産能力、建設工程、稼働開始日、データセンター向けの水配分を公表するかに注目したい。BP Batam への引き渡しも重要な節目となる。地域社会への給水は、プラントが DayOne の必要量を上回る水を生産できるかどうかに左右される。