• CRA は Prague Gateway DC 向けの光ファイバー接続について、SITEL、Quantcom、TTC、Energtel、ČD Telematika と契約を締結した
  • 接続網は、増強した CRA の経路、パートナーのインフラ、新設経路を組み合わせており、一部区間は完成済みだが、残る区間はなお建設中である

事実

České Radiokomunikace(CRA)は、データセンター「Prague Gateway DC」向けに計画していた光ファイバー接続一式について契約を締結したと発表した。SITEL、Quantcom、TTC、Energtel、ČD Telematika がネットワーク整備に参加している。一部区間ではすでに物理工事が完了している一方、残る区間は整備中である。

このネットワークは、Prague Gateway DC を CRA のプラハ基幹網に接続することを目的としており、接続先には DC Tower と CeCOLO の各ノード、市内の他拠点が含まれる。CRA は複数の手法を用いている。既存経路の容量増強、パートナーのインフラの購入または長期賃借、新たな光ファイバーケーブルの敷設、新規経路の共同建設である。

Prague Gateway DC は、プラハ近郊のイーロヴィシュチェで建設中である。CRA はこれまでに、同プロジェクトが12のデータホールに2,000基超のラックと26 MW の電力供給能力を備える計画で、顧客による利用は2027年に始まる見込みだと説明している。

評価

光ファイバーを契約することは、データセンターへの接続性を確保する工程の一段階にすぎない。CRA は、所有形態と整備状況が異なる経路を組み合わせて外部ネットワークを構築している。そのため、完成済みの CRA インフラと、賃借設備やパートナーがなお建設中の区間との連携を図る必要がある。

顧客トラフィックがこれらの経路を利用できるようになるには、残る土木工事とケーブル敷設を完了し、CRA の基幹網への接続を開通させ、各経路を運用ネットワークの一部として試験しなければならない。複数の供給元が関与していても、それだけで物理経路の完全な分離が確保されたことにはならない。経路が管路、建物への引込口、または詳細が開示されていないその他のインフラを共有する可能性があるためだ。

BTW の読者にとって、次の段階は新たな接続契約ではなく、すでに契約した経路を開通・運用開始することである。顧客が本番サービスでこれらの経路に依存できるようになるには、Prague Gateway DC は施設本体と外部経路を併せて稼働させる必要がある。

注目点

注目すべき点は、残る光ファイバー経路の完成と開通・運用開始、DC Tower、CeCOLO、その他の CRA ノードへの接続の有効化、物理的な経路分離と建物への引込地点に関する情報開示である。2027年の最初の顧客利用開始によって、データセンター容量が供用される時点で外部ネットワークの準備が整っているかが分かる。